地球も属する太陽系の中で、太陽に近い方から4番目の惑星・火星。
現在でも無人の火星探査機が大地を撮影し、高解像度のパノラマ画像が続々と送られてきたり、映画化もされた漫画『テラフォーマーズ』の舞台になったりと、何かと話題の惑星です。
この火星が、2016年5月31日に地球に最接近! それが「スーパーマーズ」です。
スーパーマーズは2年2ヶ月ごとにやってきますが、火星の軌道はゆがんだ楕円ですので、毎年距離に差があります。
(参照 国立天文台)
今回の火星との距離は7,528万kmとのことで、前回の2014年の4月14日と比べると約1,700万kmも近くなるのです。
日時と方角
●31日の最接近日だけでなく、前後の数日間は距離がほとんど変わらないので、同じような条件で観測が可能です。
●方角は南東。さそり座の近くに見えます。星の中ではかなり明るくオレンジ色に輝いているので見つけやすいはずです。
●模様まで見たい方は、天体望遠鏡をご準備下さい。
今晩からでも、天候の良い日に、ぜひ夜空を見上げてみてください。
(見出し画像 flickr.com@kevinmgill)