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ひどい虐待を受けた子犬が病院に運ばれると…駆け寄った犬の行動に胸が痛む

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サミーと名付けられた生後3、4ヶ月のボクサー犬が、アメリカ・サウスカロライナ州の動物病院に運ばれてきました。

なんとサミーは頭に銃で受けた傷跡があり、全身をカラースプレーで落書きされていて、さらに脚には車で引きずられたような酷い傷があったのです…。
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ニューヨーク市のRescue Dogs Rock(動物保護団体)は、すぐにサミーの治療と回復後の貰い手探しにかかる費用を援助することを申し出ました。

サミーは油断できない状況で、ケガを負った脚については最悪の状態とのこと…。

 
そんな中、一生懸命生き続けようと頑張っているサミーの元に、ある一匹の犬が駆け寄りました。
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それは、1才になるサイモン。実はサイモン自身も虐待を受けて捨てられた犬なのです。ひどい皮膚病にかかって毛が抜け落ちている状態でした。

獣医のマイク・ザウアー医師によると、サイモンを柵から出してやったところ、真っ先に診療台に横たわるサミーの元へ駆け寄ったのだとか。そして立ち上がると、サミーの前脚にそっと自分の前脚を添えたのです。

まるで「もう怖がらなくて大丈夫だよ」と優しく教えているようだったとのこと。

 
その後、サミーは3時間の手術に耐えました。
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脚に受けた傷と頭の銃弾の手術が終わった後も、サイモンはまるで励ましケアをするかのように、サミーにずっと付き添っています。

 
そして、いまやサミーは、新しい飼い主さんに引き取ってもらっても大丈夫なほどの回復を見せています!
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「この虐待を受けた2匹の犬は、絆をどんどん深めています。お互い、今は救出され安全な状況にあるとわかっているようです」 動物病院のスタッフはそう言います。

サイモンは、自分と同じ状況で運ばれた痛々しい体のサミーを放っておけなかったのでしょう。

犬にだって痛みがあるし心があります。どうして無力な動物に、こんなに酷いことができるのか。虐待は絶対に許せません。

サイモンもサミーも早く完全復活して、愛情をいっぱい注いでくれる新しい飼い主が見つかりますように。

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