アメリカ、オハイオ州で起こった食料品店への強盗事件。非常に残念なことに、この事件では銃弾に倒れた「殉職者」がいました。名前はジェスロ、まだ3歳の警察犬でした。
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このことに誰よりも意気消沈したのは、ジェスロのパートナーである警察官のライアンさん。そんなライアンさんのもとには、毎日のようにお悔やみの言葉が寄せられてきます。その中に、1枚の心に響く手紙がありました。
送り主は11歳の少女アリソンちゃん。
「ジェスロのことを思うと、本当にかわいそうです。これは私のお小遣いです。どうか、防弾チョッキを買ってあげてください。警察官さんと犬たちを神様が守ってくださいますように…。」
まだ幼い字が印象的なその手紙には、現金も添えられていました。
ライアンさんにとって、ジェスロは子犬の頃からずっと一緒だった「相棒」です。悲しみに暮れるライアンさんは、アリソンちゃんのこの気持ちが嬉しくてたまりませんでした。そして、「なんとかして直接彼女にお礼を言えないものか」と、彼女のことを探し始めました。
このことをFacebookを通じて呼びかけると、瞬く間に多くの人の共感を呼びました。アリソンちゃんの行動と彼女を探すライアンさんのメッセージは、多くの人にシェアされ広まっていったのです。
そして、ついにライアンさんの願いがアリソンちゃんに届く時が訪れました！
アリソンちゃんの家族と直接電話で話せることになったライアンさん。彼女を探すメッセージをシェアしてくれた人たちにも、感謝の気持ちでいっぱいです。
そしてもう一つ。ライアンさんはアリソンちゃんに、ある「とっても良い知らせ」を伝えられる予定なのです。
それは警察犬チームの残る7頭すべてに、防弾チョッキを購入できるようになったということ！ もちろん、アリソンちゃんからの志も大切な予算に含まれています。みんなの願いがついに形になったのです！
銃撃戦の指揮官だったブルースさんは、彼の雄姿をたたえてこう語りました。「3歳のジェスロ。食料品店で受けた何発もの銃弾によって、その短い生涯を終えました。しかし彼の死は決して犬死ではありません。今僕たちがここにいるのは、ジェスロのおかげなのです」
ジェスロの魂は、アリソンちゃんたちからプレゼントされた防弾チョッキとともに、仲間の犬たちを守り続けることでしょう！