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【子猫】 内戦で荒れるシリア。死産から心を病み、ぬいぐるみに愛を求めた母犬を救ったのは…1匹の小さな子猫だった

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シリア・アレッポ。

内戦によって行き場を失った猫たちを保護する施設を立ち上げたアラーさんは、ある日、妊娠中の野良犬・アミラに出会いました。

 
施設へ連れ帰り、きたる時に向けて準備を整えます。

それから2週間ほど経って、いよいよ出産を迎えたのですが



何とも痛ましいことに、生まれてきた3匹の子犬はすべて死産でした。

運命の出会い

施設のスタッフは、与えられたテディベアを大切そうに抱きしめるアミラの姿を見て、そのショックの大きさを伺い知ったと言います。


 
そんなある日のこと。

施設にいた猫の1匹・ジュニアが、同じくテディベアに興味を示し始めました。

さらに子猫の関心は、たくさんのテディベアを必死に抱きしめるアミラへとうつります。

 
そして



 
ふいにジュニアが、アミラの体に頬を擦りよせました。

 
その瞬間、2匹の間に、大きな変化が起こったのかも知れません。

 
数日後、スタッフがアミラを見ると、ぬいぐるみを抱えておらず…

代わりに彼女に寄り添っていたのは、ジュニアでした。

 
愛おしそうに子猫を背に乗せるアミラ。

 
その姿は、まさに本当の親子のようです。

関連:【子猫】首輪もマイクロチップも装着していない子猫を保護。飼い主が見つからず、一晩預かるつもりでお家に連れて帰ったら…?

苦しみのない世界を

残念ながら、出会いから数ヶ月が経った2018年5月31日に、ジュニアは命を落としてしまったそう。

それでも…ともに過ごした幸せな日々は、アミラの心に多くのものを残したことでしょう。

 
過酷な状況下で、互いを支え合いながら生きていこうとする動物たち。

そして、全ての命を救おうと懸命に働く人々。

 
彼らがこれ以上つらい思いをすることの無いよう、今改めて、世界の平和を願わずにはいられません。

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