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おばあちゃんと猫、最期のときに起こった”まさか”の偶然に胸が熱くなる

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猫のギャビーは2歳のとき、とある老夫婦に引き取られました。ギャビーは老夫婦の家に着くとすぐにリラックス。その様子は、まるで本来いるべき場所に帰ってきたかのようだったといいます。

それからすぐ、おじいちゃんが亡くなりました。

おばあちゃんとギャビーは、必要なときだけ手伝いを受けることができる、シニアアパートへと移り住むことにしました。

それから10数年、1人と1匹で片時も離れず過ごしました。
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年をとるにつれ、お互いだんだんとアクティブに活動することも少なくなりましたが、それでも1人と1匹で過ごす時間をとても楽しんでいる様子でした。
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そんなある日、ギャビーが15歳になる頃のことでした。ギャビーの体重が、がくっと落ちだしたのです。

そしておばあちゃんと接することもなく、日中のほとんどを孤独に過ごすようになりました。

猫は自分の死を感じとると、その姿を人には見せまいとする、といいます。ついに、ギャビーに”その時”が近づいてきたようでした。

 
動物病院で獣医さんに相談した結果、安楽死させることがギャビーにとってはいちばんだとの判断に・・・。

そして、ギャビーの旅立ちの日。ギャビーが目を閉じるその時まで、おばあちゃんは側につき安心させ続けたのでした。

 
大切な存在を失い、家に帰ってきたおばあちゃん。ギャビーがこの世を去ってから、4時間後のことです。

おばあちゃんはソファで仮眠をとり、そしてその後、2度と目覚めることはありませんでした。

飼い猫が去ってしまったことによる悲しみなのか、はたまたおばあちゃんも偶然に”その時”を迎えたからなのか、真相は分かりません。

ですが、”死の時”までお互いのことを想い合い、離れがたい存在だったというその関係性はただただ美しく、思いを馳せずにはいられません。

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