「かつて存在したユートピアの話をしてくれた」
そんなコメントを添えて、イチロヲ(@ichirowo)さんは以下のような呟きを投稿しました。
製造ラインの64歳のおじさんから、人生の話を聞いたら、高卒で入社してから45年間。製造ラインで平社員だったが、深夜残業・土日出勤を厭わず40代で年収700万円以上、持家・車ローンを完済の上、子供2人を大学まで出させて今は孫が可愛いと、かつて存在したユートピアの話をしてくれた
— イチロヲ (@ichirowo) October 14, 2021
ユートピア…!(っω`c)゚。
古き良き時代
イチロヲさんはさらにこう続けます。
この話のポイントは、製造ラインは言ってしまえば単純作業で特殊な能力はいらない(体力は必要)ので会社の中では時給当たりが1番安い部類になる。なので製造ライン者は長時間労働を“頑張って”金を稼ぐ。その根性があれば、普通の人が日本の中流と言われるレベルの生活は20年前にはできた訳だ
— イチロヲ (@ichirowo) October 14, 2021
20年前のプロパー社員なら700万円は可能だが、今の社員40代が同じ事をやっても600万円ぐらい。しかも20年前に比べ税金は+50万円ぐらい多く取られる。しかも派遣なら500万円行けば良い方で、不景気にはクビを切られる。
— イチロヲ (@ichirowo) October 14, 2021
昔は、何で能の無いオジサンより仕事してる俺の方が給料低いんだよ!と能力主義に夢を見た事もありましたが、普通の人がそれなりに幸せに暮らしていける制度は実は凄いんではないか、と。
今の能力主義って沈みゆく船の中で我先にと上を目指して他人を蹴落としているようにしか見えないんだな— イチロヲ (@ichirowo) October 14, 2021
ただし、製造ライン者は時間を切り売りする事で成果=製造製品の個数が比例するので、非常に分かりやすい定量評価ができるってのもある。頭脳労働者は定量評価がしにくいので、まとめると悩ましい。
— イチロヲ (@ichirowo) October 14, 2021
この先、日本はどうなっていくのでしょうか。
悩ましい現状を変えるためには、選挙に行くなど国民一人ひとりが声を上げる必要がありますね。
関連:社員のモチベーションUPに『最も効果的だった施策』は…
みんなの反応
●ファンタジー…。『異世界に飛ばされて50年前のライン工になってた件』だったら普通に幸せという
●本当にその通りで、自分の場合、義父が岩手の大きな工場の労働者だったが、立派な家を建て子ども二人を大学にやった。結婚するとき初めてお邪魔したら、その家は自分の実家(実父は丸の内のサラリーマン)よりずっと大きかった。改めて日本の高度成長期の偉大さを思った
●上の世代は本当にそんな感じですね。下の世代は給与体系も変わって、評価基準も厳しくなって、昇給も少し
考えさせられるお話に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました。