米ジョージア州である試みが行われました。参加してくれたのは、クリスマスツリーを手に入れるのも困難な低所得世帯が83%を占める、アフタースクールクラブの子どもたち。
[ada]
「クリスマスプレゼントには何が欲しい?」という質問に対し、子どもたちは「パソコン」「バービーハウス」など、それぞれ自分が欲しいものを答えます。
そして、次に聞かれたのは自分の家族が欲しいもの。
「ぼくのママは多分指輪が欲しいかな。1度も指輪をしたことがないんだ」「宝石が大好きだから、宝石かな」
この質問にも答えると、次の瞬間、子どもたちの前に、自分が欲しいものと家族が欲しいものの、両方が差し出されました。
ずっと欲しかったものが、突然目の前に現れ、喜ぶ子どもたち。
しかしプレゼントをもらうには、ある条件がありました…。
「もらえるのは自分へのプレゼントか、家族へのプレゼントのどちらか」だと言うのです。
「プレゼントがもらえる!」と歓喜の表情から一転、突然の難題を前に驚愕する子どもたち。
目の前に置かれたプレゼントがどうしても欲しいけれど、自分のプレゼントを選ぶと家族の分はありません。
子どもたちの選択は? (上の続きは1分20秒から)
悩んだ末に子どもたちが選んだモノは、家族へのプレゼント。すべての子どもたちが、自分より家族へのプレゼントを選びました!
なぜ家族へのプレゼントを選んだのか、理由を聞かれると…
「もし私がラップトップを受け取ったら、ママがプレゼントを失っちゃう。」
「私は毎年家族からもらえるけど、ママは何ももらえないの。」
「ぼくにとって大事なのはレゴじゃなくて、家族だから。」
すると、そんな優しい子どもたちにも、ご褒美が待っていました。
自分が欲しかったものと、家族が欲しかったもの、両方貰えるというのです!
予想もしなかった展開に、自然と涙がこぼれる子どもたち。
その後、部屋を出ると、そこにはお母さんが待っていました!
「家族のことを一番に考えてくれてありがとう」
子どもたちをギュッと抱きしめるお母さんたちも、とっても嬉しそうです。