「ルンバ、恐らく多くの家庭で文鎮みたいな置き物化してると思うんだけど」
そんな書き出しから、高須賀とき (@takasuka_toki)さんは以下のような呟きを投稿しました。
ルンバ、恐らく多くの家庭で文鎮みたいな置き物化してると思うんだけど、あれが動ける環境を生み出せる能力こそがマネジメントってやつなんだろなと思った。部下を働かせるって、こういうことよね。ルンバすら働かせられない人は、人を使ってはならぬ。
— 高須賀とき (@takasuka_toki) January 15, 2024
ルンバが働きやすい環境って、一言で言えば床にモノが置かれてない環境なんだけど、床にモノを置かないというルールはそもそも掃除をやりやすい環境であり、つまるところルンバが働けないような家ってのは最初から掃除やってないだろ的な家なのよね。ほんとAIって、ある意味では良く出来てるんですわ。
— 高須賀とき (@takasuka_toki) January 15, 2024
ChatGPTも実は全く同じで、知的労働をやる人間は使えるけど、そもそも知的労働をやらない人は全く使えないのよ。つまりAIって、もともと出来る事を更に出来るようにするツールでしかなく、出来ない事を出来るようにするものではないんよね。だからゴリゴリに人間は教育しないと駄目。
— 高須賀とき (@takasuka_toki) January 15, 2024
もちろんルンバを使う過程で「掃除ってこういうことなのか」って目覚める人も一定数はおり、そういう今ではAIに人が教育されるというケースは多々ある。ただ逆は基本的には無くて、ほとんどの人は特にAIに教える事は無い。研究者レベルとかトップランナーは別だけど。
— 高須賀とき (@takasuka_toki) January 15, 2024
そういう意味ではAIって、部下を教育する過程で実は上司がいちばん成長する的な妙がある。人にモノを教えるって、実は自分が無意識に上手くやれてしまう事の言語化ですからね。これができるようになると、スキルが汎用化して固体攻撃から全体攻撃になる。
— 高須賀とき (@takasuka_toki) January 15, 2024
上司は部下が悪いって言うけど、実際には部下ってルンバみたいなもんで、そもそも床にモノが置かれてないみたいな条件が達成されてないと働かないのよね。もちろん有能な人はそんな条件なくても働いてはくれるんだけど。ただそれって部下に上司が甘えてるだけで、本当はマネジメントできてないんですわ
— 高須賀とき (@takasuka_toki) January 15, 2024
人間が良くないのはたまに殴ってると自我が目覚めて有能になってしまう個体が現れるところにある。ルンバは絶対に殴っても目覚めないのが良い。逆にルンバが我々が目覚めるまでジッとしているんだから、マジで見習うべき点が沢山ある。ちなみに僕は目覚めるまで12年位かかりました。
— 高須賀とき (@takasuka_toki) January 15, 2024
人間の上司なら12年も待ってくれないけど、ルンバなら12年も待ってくれるし今でも普通に動くので、ルンバの鋼鉄のような意志には感謝である。
— 高須賀とき (@takasuka_toki) January 15, 2024
なるほど…。
共通点
たしかに、家主とルンバの関係は上司と部下の関係に通ずるところがありますね。
ルンバ動かすためにいろんな工夫や対策をしてきてなんとか稼働してるけど、それがマネジメント力に繋がっていたとは😂w https://t.co/bJfve3PuLA
— にゃんチュウ (@nyancyu_linge) January 16, 2024
高須賀ときさんの鋭い視点に唸りました。
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みんなの反応
●納得。ルンバ使ってて便利だけど、床に物置かない努力かなり要ります
●同意すぎる。あれの真の目的はほこりを取るものではなく、「ルンバを動かせるように部屋を綺麗に保つ」ことなのではないかと思う。そしてうちのルンバは今文鎮化している
●ルンバ2台使いで過酷労働させすぎてよく故障するのでレンタルにしたら快適になった。派遣搾取よ
●ルンバで学ぶマネジメント。環境作りは大事よね
興味深いお話に、他のユーザーからも大きな反響が寄せられていました。