小咲もも(@mangakakuhito)さんが投稿した、娘さんとのエピソードに注目が集まっています。
昨晩寝る前に娘が、「弟に優しくドリル教えてたのずるい」と言い出した。
育児してわかったのだが、寝る前というのはこういうことがたまにある。
こういうこと、というのは、「見過ごしてきた小さなモヤモヤを思い出して悲しい気分になる」ことだ。
消化し切れなかった悲しみが噴出するのだ。— 小咲もも (@mangakakuhito) December 28, 2023
私は、弟に優しく見えたのは弟がまだドリルを始めたばかりでわからないことが多いからで、娘も同じ年齢の時には優しく接していたことを伝えたが、娘は覚えてないらしかった。
「じゃあこれからはあなたがドリルする時には同じように優しくするね」と言うと、それも嫌らしい。
それはそうだろう。— 小咲もも (@mangakakuhito) December 28, 2023
娘はこれまでドリルをする時、私が横で教えようとすると、「自分でできるからいい」と私のことを鬱陶しがったものだ。丸つけさえ自分でしたがった。
気にかけて欲しいが優しくされるとうざったい、というのが本音だと思う。では、どうすればいいか聞くと「弟にもっと厳しくして欲しい」と言う。
— 小咲もも (@mangakakuhito) December 28, 2023
それを認めると、弟含む下の子達から「お姉ちゃんばかりずるいからもっと厳しくして」と言われた時に、あなたに厳しくするのも認めることになるが良いのか、と尋ねると、それは嫌だという。
それでは道理が通らない。
兄弟が羨ましいなら同じものを与えるのは良いが、奪うのは誰も幸せにならない。— 小咲もも (@mangakakuhito) December 28, 2023
ひょっとして、私は思いついた。
「あなた今、さみしい気分なんじゃないの?」
娘は黙っていた。
「そういう時は、さみしいから抱きしめて、って言うんだよ」
そうして私は娘を抱きしめた。こういうことは、よくある。
人は意外と、自分の寂しい気持ちに気づけないのだ。
寂しいからイライラするのに— 小咲もも (@mangakakuhito) December 28, 2023
高いバッグが手に入らないからだとか、他人が気に食わないことをしたからだとか、そういう理由にすり替えてしまう。
そして、そんな理由を声高く訴えた結果、周りから我儘な人や意地悪な人というレッテルを貼られてしまい、ますます寂しい人になってしまう。私が抱きしめると、娘は程なくして寝た。
— 小咲もも (@mangakakuhito) December 28, 2023
朝、娘に、「昨日話していたモヤモヤはどうなった?」と聞くと「消えた」と答えた。
「じゃあやっぱり寂しかったのかな?」と尋ねると、「それだけじゃないかも…」と言う。
ドキドキしながら「じゃあ何が原因と思う?」と尋ねると「お腹が減ってたかも」と娘は答えた。
私達は微笑んで抱き合った。— 小咲もも (@mangakakuhito) December 28, 2023
ホッコリ(*’ω’*)
形容しがたい気持ち
無事、解決できて何よりです。
うん、これ大人になってからもずっとある。寝る前、超お腹すいてる時、寒い時、めっちゃ疲れてる時にもある。脳の誤作動だと思ってる。
寝る、食べる、あったかくする、休むみたいなシンプルな手当てをするといい。とりあえずぜんぶ先送りして手当てに集中する。子どもに対しても、自分に対しても。 https://t.co/P4lvCXF9ql
— のださよ*弱さが強みのNGO代表🍉 (@sayon34) December 28, 2023
娘さんのモヤモヤの正体を見抜き、安心させた小咲ももさんに脱帽しました。
関連:「僕、男の子で良かった」と小2息子。理由を訊いて頭を抱えた
みんなの反応
●この一連のポストに、勝手にかつての幼い自分が救われた気持ちになった
●大人になってしまったから、この気持ちの掘り下げを1人でしないといけないのがつらいし難しい
●寝る前は夢の前段階みたいなところがある。寝ぐじ(寝ぐずり)。寂しさ、寒さ、腹へり、眠さ!など
ハッとさせられるお話に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました。