人材派遣コーディネーターのしぶや (@wormamaantenna)さんが投稿した、ある登録者のエピソードに注目が集まっています。
ちょっと前に、30代半ばで職歴ナシって人が続けて登録してくれたことがあって。彼らはずっと親御さんの介護をしていて、ようやく環境が整ったから就職活動をはじめたんだけど、30代半ばで職歴ナシってものすごく厳しい。介護のために大学進学をあきらめていたり、学習性無力感がとても強かったり、
— しぶや (@wormamaantenna) May 2, 2023
働くためのスタートラインが一般的な人よりはるか後方にある。でもそれは本人のせいじゃなくて、傍から見ていても本当に辛い状況にあると思う。
ヤングケアラーって言うと、親の世話をして遊べない、学べないっていう子どもを想像しがちだけど、それが長く続くと人生を取り戻すための労力が— しぶや (@wormamaantenna) May 2, 2023
とんでもなく大きなものになってしまうんだなと。調べてみると、新卒での就職活動にすら影響があって、親の介護をしていたからバイトもサークルもできなくて、面接でアピールすることができなくて苦労したとか、そもそもエントリーして面接に行くことすら困難だったとか、想像を絶する大変さ。
— しぶや (@wormamaantenna) May 2, 2023
要介護度が高ければそもそもフルタイムですら働けないだろうし、でも新卒から時短勤務って聞いたことないしかなり難しいと思う。
ヤングケアラーが取り残されないように、何かできることはないだろうか。— しぶや (@wormamaantenna) May 2, 2023
なるほど…。
遅れを取り戻すのが難しい
国民に自助を求める一方、家族の介護で将来の可能性を狭められてしまった方に対し、なんの手も差し伸べない社会というのはあまりにも冷たすぎます。
従姉妹がそうでした。ちょうど氷河期で就職できなかったこともあり祖母の介護を10年くらいやって、職歴なし。10年後に都合よく就職できるわけもなく。
誰も、こんな結末を迎えるとは思っていなかったと思います。— れもん (@kazekaoru_reiwa) May 2, 2023
就職は、若い時からの方がいいとは思いますが、個々に事情があって仕事ができなくなる時期もある。新卒一括採用をしないで、必要な時に、必要な所の採用ができるといいですよね。
— ayapon (@ayapon1119) May 3, 2023
ヤングケアラーがいる家庭への支援の拡充とともに、様々な理由から職歴に空白期間がある方が何歳からでも人生の再スタートができるような仕組みを作っていってほしいですね。
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みんなの反応
●この話すごくよくわかる。私は、たった4年だけど介護で社会と離れていて、いざ自分の人生を歩もうと同じく30代半ばで就活した時絶望した。一生懸命生きてきたはずなのに、自分が何も持ってない事に気がついたし社会から取り残された気分だった。就職後も周りについていくのにとても努力が必要だった
●こういう介護問題って「施設入れるか職員呼んで任せればいい」「介護を放棄する選択肢を取らないのが悪い」みたいな自己責任論を持ち出す人も割といるのが当事者が辛いところですかね…
●俺もその方とほぼ同じやけど「社会」から捨てられてる感じが半端ない。普通に自分の人生を過ごせている人が羨ましい
●ヤングケアラー 我々はもっと考えていかないと。もし彼らが介護や看護に興味があったら、それらを働きながら学べて何か資格を取れるようにする、とかってできないのかな?
考えさせられるお話に、他のユーザーからも大きな反響が寄せられていました。