「これは文学系の大学教員なら同意してもらえると思うけど…」
そんな書き出しから、倉数茂 『名もなき王国』文庫化しました(ポプラ文庫)(@kurageru)さんは以下のような呟きを投稿しました。
これは文学系の大学教員なら同意してもらえると思うけど、今の「本好き」を自認する高校生に、好きな作家や作品を尋ねると、「ちょっと覚えてません」という返事がそれなりの割合で返ってくる。読書もサブスク化しているというか。
— 倉数茂 『名もなき王国』文庫化しました(ポプラ文庫) (@kurageru) December 23, 2022
なるほど…!
時代の流れ
「高校生全員がというわけでは当然ない。単に言いたくないという可能性もあったかも」とも綴っている、倉数さん。
作者名を覚えてなくて、どうやって本を選んでいるかというと、友達が読んでたり、ネットで勧められたり、流行りのシリーズものを一冊ずつ、という感じだとおもう。読書してそれなりの感想は持つのだが、そこから一人の作家を追いかけるとか、作者の思想に遡るといった部分がないということ。
— 倉数茂 『名もなき王国』文庫化しました(ポプラ文庫) (@kurageru) December 23, 2022
読書の在り方が変わってきているのかもしれませんね。
関連:SNSやYouTubeを見て1日を潰すことに危機感を抱く大学生。でも
みんなの反応
●好きな本とか著者は言えるけど、たしかに流行りの作品ばかり読んでいるのは否めない…
●作家も作品も言えるけど言わない……!
●「好きな作家や作品の名前を言う」ってのは「自分のはらわたを見せるような行為」だから、通常は聞かれてもうやむやにごまかすよな
●読者の多くが自分の読んでいる作品の作者名に頓着しないのは10年あるいは20年前から何度も耳にした話ですね
考えさせられるお話に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました。