助産師のシオリーヌ🩸8月まで産休 (@shiori_mw)さんが投稿した、出産にまつわるツイートに注目が集まっています。
出産をしたことで「痛みのわかる助産師になれましたね」とか「助産師スキルが上がりましたね」とか言われているんだけど、わかったのはあくまで"私の痛み"に過ぎなくて、この経験だけで他の人の痛みが理解できるようになるわけないし、理解できると言い出したら医療者として危険人物になる気しかしない
— シオリーヌ🩸8月まで産休 (@shiori_mw) July 6, 2022
出産経験がなくてもいいケアができる助産師は山ほどいるし、出産経験があっても(あるおかげで?)人の心を踏みにじるような振る舞いをしてしまう助産師もいる。結局は自分に理解し得ない他人の痛みを想像して、寄り添う努力ができるかどうかなのだと思う。
— シオリーヌ🩸8月まで産休 (@shiori_mw) July 6, 2022
もちろん自分が産んだことで想像できることの幅や見えることの視野が広がった部分はあるのかもしれないけど、それは必ずしも自分で産まなくても、出産をした人の体験や思いに真摯に耳を傾ければ養える能力なんじゃないかと思う。
— シオリーヌ🩸8月まで産休 (@shiori_mw) July 6, 2022
自分が新人助産師時代に「あなたは産んだことないんでしょ」と言われて悲しかった経験があるんだけど、産んでみたことでむしろ、出産経験の有無は助産師のスキルを左右しないということに確信をもった。自分が産んだだけじゃなんもわからんもん。
— シオリーヌ🩸8月まで産休 (@shiori_mw) July 6, 2022
なるほど…。
自分は自分、他人は他人
たしかに、出産経験があるというだけで他の妊婦さんのことを理解した気になってしまうのは危険です。
3人それぞれ別の産院で、色んな助産師さんにお世話になったけど、いちばん印象に残ってるのは新人さんの方。
経験がないから、と言いながらも知り得た知識目一杯でアドバイスしてくれて、解決したときは一緒に喜んでくれて、一番寄り添ってくれた実感のある人だったなぁ😊 https://t.co/WVD2Lu8fuT— はつはる (@milestone0123) July 6, 2022
何事にも個人差があり、自身の経験は参考程度にしかならないのだということを肝に銘じたいですね。
関連:出産後に使われる言葉『母子共に健康です』の本当の意味は…
みんなの反応
●素晴らしいバランス感覚
●生理痛だって人それぞれなのにね…
●出産に限らないけど、ヘタに経験してしまうことで「このぐらいのことで……」とか「わたしは我慢したのに……」とかなったらもうサイアク
●私がわかるのは「私の痛み」だけ。その上でわからないものをできるだけ大切にしていきたい
ハッとさせられる呟きに、他のユーザーからも大きな反響が寄せられていました。