Manon(@manonnonichijo)さんは、『性被害者のその後』として自身の体験を紹介しました。
10代の頃、性被害に遭い、妊娠。
相手は連続犯で、警察に捜査の協力を求められたけれどその時はそんな精神状態ではなく何も話せなかった。
親との関係が悪かったので妊娠に気付いても助けを求めることがなかなか出来ず、時間は過ぎていく。つわりが段々重くなっていくのと同時に、#性被害者のその後— Manon (@manonnonichijo) May 25, 2021
このままだと自分はお腹の子どもを殺してしまうのではないかという恐怖に襲われる日々。
お腹の子どもごとビルから飛び降りようとするも、屋上で足が動かず、そんな自分に嫌気が差した。
勇気を振り絞って母親に手紙で妊娠のことを伝え、中絶。
手術後、びっくりするくらい吐き気が#性被害者のその後— Manon (@manonnonichijo) May 25, 2021
治り驚いた。しかしそれまで精神的ストレスもあり食べ物が全く食べられず寝たきり状態だったので体重は10キロほど痩せてしまい、階段を上がるだけで息切れしてしまうほど体力がなくなってしまった。
後日裁判を起こすかどうかの話になったけれど、世間体のため母はそれを拒んだ。#性被害者のその後— Manon (@manonnonichijo) May 25, 2021
「恥ずべきことだからこのことは誰にも口外するな」「噂が広まったら他の兄弟に迷惑がかかる、何かあったらどう責任取る?」などと母に責められ、泣き寝入り。終いには「あのこと忘れたの?覚えているよね?」とことあるごとに脅されて、言いなりにならざるを得なかった。#性被害者のその後
— Manon (@manonnonichijo) May 25, 2021
それから何年か、私は一連の出来事を「なかったこと」にしたいと思い、蓋をして直視せずに生きてきました。でも無意識の部分に出てくる精神的・身体的症状。
学校にも行けなくなり、就職活動も出来ず、対人恐怖症&引きこもり気味になってしまいました。
でも、乗り越えたい。— Manon (@manonnonichijo) May 25, 2021
まず、中絶したことへの罪悪感をずっと抱えて生きてきたので、最近水子供養をしに行きました。エコー写真は未だにいつも持ち歩いていますが、これもそろそろ手放さなきゃと思っています。とにかく罪悪感ばかりの数年間でした。被害を受けたのは自分なのに。#性被害者のその後
— Manon (@manonnonichijo) May 25, 2021
ぶっちゃけ、事件が起きた時は頭が真っ白になり、記憶が曖昧で、性被害自体のトラウマは意識的には感じていません(無意識的にはあるみたいですが)
ただ、その後のセカンドレイプ的な被害に長年苦しまされました。
母親をはじめとして、色々な差別や偏見の世の中などに。#性被害者のその後— Manon (@manonnonichijo) May 25, 2021
なんとも胸が痛むお話です。
続く苦しみ
Manonさんは、さらにこう続けます。
10年近く経ちますが、未だに自分の中で未解決です。幸せになりたいし誰かと一緒に生きていきたいと思っているけれど、その資格はあるのか?病んでしまっている以上、それを克服しないと与えられる人間にはなれない。結婚や子育てをしたいけれど、様々な葛藤があります。#性被害者のその後
— Manon (@manonnonichijo) May 25, 2021
現在、結婚を前提にお付き合いをしているパートナーが居ますが、この事は話していません。自分の中で解決するまでは無闇に話せないし、むしろ墓場まで持っていこうとも思っています。自分の問題だから自分だけで解決したい。余計な心配をかけたくない、気を遣わせたくない。#性被害者のその後
— Manon (@manonnonichijo) May 25, 2021
とか思いつつも、結局は「嫌われたらどうしよう」「汚いと思われたらどうしよう」「重いと思われたらどうしよう」とか、そういう不安もあるのでしょうね。彼はきっとそんなことでは動じない器の大きな男性なのに。信じないことによって自己防衛しています。#性被害者のその後
— Manon (@manonnonichijo) May 25, 2021
とまぁ、色々な葛藤や、日常的な体調の悪さ、フラッシュバックなどに悩まされ、もうすぐ10年が経ちます。加害者は捕まったとしてももう出てきているのではと思います。これからどう生きていこうか今でも考え続けています。毎日生きることで精一杯です。#性被害者のその後
— Manon (@manonnonichijo) May 25, 2021
何も悪くない被害者が長年苦しむような状況は、絶対にあってはなりません。
加害者に罪があるのはもちろんですが、支えになるべき人たちの無責任な言動にも罪がないとは言えませんね。
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みんなの反応
●私も兄から性暴力を受けた。これは誰にも言えてないし言えない。多分これからも言わないだろう。日常で表面上は明るく振る舞ってるが時折どうしようもなく男全員が憎くなり自分の存在や身体が気持ち悪くなり消えてしまいたい時がある。性被害者は生きづらい
●年頃の娘を持つ母として、もし娘が同じ目にあったら相手を〇してやりたいと思います。怒り狂います。が、知人に話したら「隙があるのが悪い」と言われ、そんな人間もいるのだと知りました。その人は友人から知人になりました。隙があろうと無かろうと、犯罪は犯す方が悪いんだよ。あなたは悪くない
●私も10年以上フラッシュバックに悩まされています。でも、それは2次被害の影響が大きいのかな? と自己分析しています。被害を打ち明け、対応に期待しては裏切られる経験を何度もしました。でも、そんな人ばかりじゃないんだと最近やっとわかりました。信じられる人っています。自分の感覚を信じて!
頭を抱えるようなお話に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました。