世界には、ペットショップで動物を売ることを禁止している国や州がたくさんあります。そして、そこにはペット動物に子どもを無理やり産ませ続ける「パピーミル」などの悪徳業を防ぐという目的もあります。
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しかし今回、米アリゾナ州の都市フェニックスで、「“ある動物”に限りペットショップでの販売を許可する」という画期的な法律が施行されることになりました。
“ある動物”というのは…
シェルターで保護された身寄りのない犬たちです。
(参照 petbucket.com)
アメリカのいくつかの都市では、パピーミルを廃止させるため、そして、保護犬に目を向けるため、すでに同様の法律が制定されているようです。フェニックスは、その60番目なのだとか。
フェニックスでは、ペットショップで年間約2万3千頭もの犬たちが売られている傍ら、シェルターでは引き取られるのを待ち続けている孤独な犬がたくさんいるのです。
この法律を制定することによって、多くの保護犬が、犬を飼いたいと願う人たちに引き取ってもらえることでしょう。
この法律が支持されることに尽力したというフェニックスの女性議員、ゼルダ・ウィリアムズさんは「アリゾナ州には、家族を必要としている保護犬がたくさんいます。わざわざ他の場所から連れてくる必要はないでしょう」と述べています。
シェルターで生きる孤独な保護犬たちに、希望の光をあてることとなった今回の法律。故意に繁殖させることもなく、他の場所から連れてくることもなく、その土地にいる保護犬を引き取るという良い循環が期待できそうです。
日本でも、保護施設の動物たちに、もっと目が向くような”動き”が生まれることを切に願います。
(参照 goodnewsnetwork.org)