メキシコ、シエラ・マドレ・オリエンタル山脈でのサマーキャンプに参加していた、フアン・エリベルト・トレビノくん14歳。
彼は薪集めをしていた際、命を失ってもおかしくない事故に巻き込まれてしまいました。
足を滑らせ、深い谷へ落ちてしまったのです…。
自力で這い上がることもできないまま、2日近くもの間そこで過ごすことになってしまったフアンくん。しかし、彼にはその苦難に立ち向かう”仲間”がいました。
それは、キャンプ中に現地で知り合ったラブラドールのマックス。
フアンくんが転落したとき、マックスはなんと一緒に崖を滑り降りてきて、その後ずっと彼の側にいてくれたのです。
寒くなると一緒に体を暖め、次の日、谷の上に戻る道を探すときには飲み水のための水溜りを見つけてくれたそうです。
そして、フアンくんが谷に落ちてから44時間後…
2人は、ついに生還!
フアンくんは、疲労と空腹状態がひどかったものの少しのケガで済み、順調に回復中とのこと。
その間もマックスは、治療を受けつつ、ずっとフアンくんの側についていました。
もしもマックスがいてくれなければ、フアン君も無事では済まなかったかも知れません。知り合ったばかりの犬との絆が、少年の命を救ったのです。
(参照 Little Things)