ウェールズの北西部にあるグウィネズビーチ。2歳になるコッカー・スパニエルのレイアは飼い主さんであるリッチ・ウィルロックさんと釣りに来ていました。
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ウィルロックさんが周りの景色を撮影していたところ、突然レイアがそばに寄ってきて、吼えたり体をぐいぐい押してきたりと、いつもと違う動きを見せたそうです。
不思議に思ったウィルロックさんが、レイアに連れられるまま海岸を進んでいくと、50センチくらいの大きさのサメの赤ちゃんのような生き物が、かなり浅いところに流れついていました。
近くでよく見てみると、頭の上に呼吸口があることからイルカだと分かりました。
すぐに、できるだけ優しくおなかを支え、水が深い場所へ押し出してあげるウィルロックさん。
少し混乱しているのか、何回か浅い場所へ戻ってこようとしたイルカの赤ちゃんでしたが、最終的には沖の方へ泳いでいってくれました。
その後、また浅瀬へ流れついていないか何度も確かめてみたそうですが、その様子はなく、無事に戻ることができたようです。
▼救出の様子はコチラ(画面揺れあり。)
この動画を見た専門家は、ネズミイルカと呼ばれる種類のイルカではないかと推測しました。体に特に異常がなくても、風が強い日などは浅瀬に流されてしまうことがあるそうです。
もしレイアが気付いて、ウィルロックさんを連れていかなければ、イルカの赤ちゃんは助からなかったかも知れません…。
困っているものを見捨てない優しいワンコのお手柄でした(*´ェ`*)!