米ノースカロライナ州のレスキュー団体に…
『生後わずか1日にも満たない子猫の赤ちゃんたちを救って欲しい』との報せが入ります。
ふたりぼっちの姉妹は、たいへん弱っており…
そのまま放置してしまえば、当然ながら命に関わる状況でした。
太陽と月
レスキュー団体に所属する、里親のサラーさんによれば…
彼女たちは、たいへん困難な局面にありました。
母猫と離れてしまったせいで、というのもあるのですが…
身体がとても小さくて、病弱だったんです。
2匹を引き取ったサラーさんは、快適な環境の保育器を用意し、24時間体制でご飯を与え続けます。
また、少しずつ元気を取り戻していく三毛猫の姉妹の顔に『正反対の模様』が表れたことから…
それぞれを、太陽という意味の「ソレイユ」、月という意味の「ルナ」と名付けました。
当初、重度の感染症に犯されていたルナは、片目を開くことが出来なかったのですが…
そんな彼女を守るかのように、ソレイユはずっと傍に寄り添っていたのだとか。
彼女たちの仲の良さは、本当に特別でした。
ソレイユは、病気のルナを庇うような体勢で、いつも眠るんです。
優しいお姉ちゃんに支えられたおかげか…
やがて感染症は早々に完治して、閉じていた片目も無事に開きます。
その名が表すように、明るく人懐っこいソレイユと、引っ込み思案で我慢強い性格のルナ。
性格まで対照的ですが…彼女たちの間には、確かな絆が結ばれていました。
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姉妹の絆
生後3週間を迎えても、無論ソレイユとルナの仲の良さは変わらないまま。
ふたりぼっちで生き延びたからこそ、お互いに特別な存在なのでしょう。
やがて訪れる巣立ちのときには…どうか2匹いっしょに引き取ってくれる家族が見つかるよう、祈るばかりです。
(参照:Love Meow)