米インディアナ州のレスキュー団体のもとに、一本の電話がかかってきました。
聞けば、作業場のベニヤ板の隙間に野良猫が住み着いてしまったようで…
職員の方々が、途方に暮れているとのことです。
子猫のために
詳しい状況を確認しようとしても…
近づくたび、幼い子猫を守ろうとする母親が威嚇や攻撃態勢を取ってしまうのだとか。
ならばとエサを仕掛けた安全な罠を用意して、捕獲を試みても…
彼女は外側から隙間に手を入れて、ご飯だけを上手に取っていくといいます。
子どもから離れてしまうことを、極端に恐れているようでした。
そこでレスキュー団体の方々が、罠の中に携帯電話を設置し、そこから子猫の鳴き声を流す「秘策」に打って出ると
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母性豊かな野良猫は、ようやく檻に入ってくれました。
その後、たった1匹の子猫とともに里親の元へと預けられた母猫は…
それまで警戒していた姿が嘘のように、すぐに人間に懐き始めます。
ただただ、子猫を守るために必死だったのでしょう。
里親の愛情に気付くと、緊張が解けて自分も甘えたくなったのか…
のどを鳴らしたり、なでなでまで要求するように。
とはいえ子猫への過保護っぷりは変わらず…
たとえ自分がご飯を食べている最中であっても、なにかあればすぐに駆け付けます。
彼女たちが住んでいたのは…
見知らぬ作業員やフォークリフトが行き交う、とても危ない場所でした。
子猫を守らなければいけない母猫にとっては、相当なストレスだったでしょうね。
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安全な住処
危険とは無縁の飼い猫暮らしに、すっかり馴染んでいった猫の親子。
安全な住処を見つけることができた2匹には…
きっと素敵な未来が待ち受けていることでしょう。
(参照:Love Meow)