1ヶ月後に結婚を控えたカップル、クリスティさんとトラビスさん。もし2人が急に歳をとってしまったら何を感じるでしょうか? 特殊メイクで実験してみたところ…。
[ada]
現在20代である2人に特殊メイクを施し、お互いの50代、70代、90代の姿を見せ合います。
「準備はいいですか?」の言葉と共にメイク開始。
まずは、お互いが50代の姿にご対面。クリスティさんもトラビスさんも、お互い目じりにしわが出来ていて確かに少し老けてしまった印象です。
「この年齢に対してどんな印象を持っていますか?」という質問に、「僕らはきっとかなり普通の人生送ってるだろうね。ピットブル飼ってたりスバルに乗ったりさ」とトラビスさん。
「きっとそのころには思春期の子どもが何人もいるわ。大変よ」「PTAにも参加してるんだろうね」と50代の頃の自分たちを想像して思わず笑顔に。
続いて20年後の70代。
まだ若々しさもあった50代から比べると二人の姿はかなり変わってしまっています。でも、お互いの姿を見た瞬間すぐに手を取り合って微笑み合う二人。
始めは笑っていた二人も、お互いがどれだけ変わってしまったかを見るうちに、いろいろな感情がこみ上げてきます。
「彼女のこの姿を見てると思うんです。この50年の間にどんな風に過ごしたのかなって。二人でどこに行って、どんな景色を見て、どんなことが起こったのかなって」と静かに話し始めるトラビスさん。
「きっとそのころには子供も孫もたくさんいて、二人でほんとにいろんなことを乗り越えてるよね。もちろんその分いろんなことも忘れちゃってるかも知れないけど、私たちなら大丈夫ね。」と、トラビスさんの言葉に涙ぐみながら返すクリスティさん。
いよいよラストの90代。この頃には二人はもう白髪いっぱいのおじいちゃんとおばあちゃん。
「きみはほんとに素敵だよ。75歳のときから時が止まったみたいだ。ぼくは笑ったら陽気なおじいちゃんだけど、笑わなかったらただの頑固ジジイだね。」と、優しく微笑みかけるトラビスさん。クリスティさんは涙を流しています。
「死ぬ直前、最後に伝えるとしたらどんな言葉を選びますか?」という質問に、「私がどれだけ彼のことを愛していたか、どれだけ私にとって大切な存在だったかを伝えたい。」とクリスティさん。
「不思議だけどなぜか今すごく落ち着いた気持ちでいるの。結婚の準備をいろいろと進めてきたけれど…これまで以上にハッキリと『私はこの幸せを望んでいるんだ』って感じられているわ。」と2人でキスを交わしました。
人生の中でもとても重大な選択である「結婚」。「本当にこの人でいいのかな?」「歳を取ってもお互いに好きでいられるのかな?」と不安に思うこともあるかもしれません。
でも、自分の選択に自信を持って、先に進んでも良いのではないでしょうか。2人の姿を通じて「愛するとは何か」ということを教えてもらった気がします。