今回は、最近目にすることが増えてきた「バスクチーズケーキ」。
名前の「バスク」とはフランスとスペインにまたがる地域のことで、この地方の人々に愛され食されきた地域限定の濃厚ベイクドチーズケーキを、バスクチーズケーキと呼ぶそうです。
受け継がれてきた伝統のなかで生まれたスイーツ… 素敵ですね。歴史好きで、チーズケーキ好きな筆者が見逃すなどありえません!
セブンイレブン『バスクチーズケーキ』
パッケージはシンプルなんですけど、商品名の上の文字にご注目ください。
「セブン-イレブン史上最高においしいチーズケーキ」ですよ!? 言い切りましたね? 二言はないですね?(ケーキに問いかけても仕方ないんですけど)
お値段は238円(税別)、1個当たり338kcalです。ケーキ自体は小ぶりですから、見た目が華やかなスイーツと比較しても決して安くはないと思います。
セブンの公式サイトによると、使われているクリームチーズの70%はフランス産なのだとか。食べる前から期待が気球みたいに膨らんでしまいます。
「セブン史上最高」を相手に、居住まい正していざ出陣です!(武士ですか?)
こんがり焼き色に心奪われて
パッケージから出した瞬間、表面の黄金の焼き色に目が釘付けです。なんだか「小さなおひさま」みたいですね。
あらためて手に乗せてみるとずっしりとした重みがあって、甘い香りがほんのりと広がります。
こちらは紙のカップを取って横から見たところ。
こんなにじっくりと観察したことはなかったんですけど、切り株みたいで可愛いし、模様もきれいですね。丸い紙をカップ型にするためのギザギザですが、こういう模様を作るためのものなのかと錯覚しそうです。
「セブン史上最高のおいしさ」は本当でした!
もう待ちきれないので、実食開始です。
口の中に入れたとたんに、ふわりと広がる優しい甘さ。すぐに溶けてしまうほど柔らかくなめらかな舌ざわり。そして最後に残るのは、クリームチーズのコクと鼻に抜けるような豊かな香り。
ひと口ひと口かみしめるように食べたい、まさに「セブン史上最高」と呼ぶにふさわしい味でした。
切り口を見ただけで卵とチーズがふんだんに使われているのがわかりますが、ここまで完成度が高いとは…。洋菓子店のパティシエさんも、思わず両手を組んでうなりそうです。
ごめんなさい。この勝負、あっさり負けを認めます。(戦ってたの?)
疑ってすみませんでした!
レモンを使って軽い風味を出すチーズケーキもおいしいですが、筆者は濃厚さを前面に出したチーズケーキのほうが好みです。そう、まさにこれです。この味です!
ぱくっと食べてしまうのはもったいないので、紅茶をお供に優雅なティータイムにしちゃうのがおすすめです。
ストレートティーをチョイスすれば、口の中がさっぱりとしてひと口めの新鮮な驚きを何度でも楽しめること間違いなしです。ちなみに筆者はアールグレイが合うと思います。
セブンの『バスクチーズケーキ』は、星を5個つけても足りない絶品チーズケーキでした!