高松 尚志(@Francis_max)さんは先日、ご自身が過去に経験した『忘れられない出来事』について投稿しました。
僕は21歳の時に親にカミングアウトする前にアウティングされた。祖父の葬式の席で親戚みんなに。血の繋がりのない叔母にアウティングされた。大騒ぎするバカ叔母にうちの母が「それで、あんたにどんな迷惑がかかるん?今すぐ言うてみ」とサラリと言ってアウティング騒動終了。死ぬまで仕返ししてやる。
— 高松 尚志 (@Francis_max) June 23, 2020
「それで、あんたにどんな迷惑がかかるん」
心から頷くほかない一言です。
最大の味方
高松さんは、さらにこう続けます。
もっとも当の親は僕がゲイだととっくに知っていたらしく「いつ言うてくるかね」と話してたそうだ。初めから拒絶やら否定しか想定していなかっただけに、親には随分と助けられたなぁ。
— 高松 尚志 (@Francis_max) June 23, 2020
あと、バカ叔母の愚かしさはあの人自身の問題なので僕のカミングアウトには関係ない話だけど、世の中みんなが親身じゃないのは覚悟しなさいと親に言われたな。
— 高松 尚志 (@Francis_max) June 23, 2020
自分がゲイだと言うのが遅くてすまなかったし言えずに辛かったって母に言うと母はコーヒーを淹れながら「悪いことしてきたわけじゃあるまいに何が辛いことがあるか。泣くのはやめなさい。」ってコーヒー渡してくれた。
— 高松 尚志 (@Francis_max) June 23, 2020
初めのツイートで「仕返し」って書いたのは「悪いことをしてきたわけじゃない」からこそ叔母の悪意に対する問いかけをやめないと言うニュアンスを表す僕なりのユーモアです(ユーモアに見えないのが問題なのだけど)。その叔母もなんか事情を抱えていたのでしょうね。憎しみはもうありません。
— 高松 尚志 (@Francis_max) June 25, 2020
偏見は、なぜ生まれるのか。それは自分や他者にとって、本当に必要不可欠なものなのか。
あらゆる物事において…我々一人一人が、お母さんの「問いかけ」と真摯に向き合っていく必要がありますね。
関連:ゲイの男性に『非常識なアドバイス』をした友人。すると別の友人が…
みんなの反応
●子どものLGに気付いた時、お母様のように対応できる母でありたい。理解し、この先にあるであろう差別に対する心構えを一緒に話せるように。心配しつつ、見守るのは親として難しい事ですが、一緒に成長していけたらと思います。あなたのお母様は、素晴らしい方ですね
●その叔母さんとお母様の対比が、人間性の大切さを如実に示していますね。他人を差別しないと自分が不安になる弱い人と、自分と違う人を尊重しても揺るがない強い人。弱い人たちの方が叫びまくるのが世の常ですが、静かに強い人たちも一杯いますよ
●素敵なお母様。幸せですね。1人でも味方がいると生きていける。胸を張って生きるのが、お母様へのお返しかな
深く考えさせられるお話に、他のユーザーたちからも大きな反響が集まっていました。