カナダ・ブリティッシュコロンビア州のとある工業地帯で発見された、生後4週間ほどの子猫は…
たいへん臆病な性格で、自分を保護しようとする人間にさえも怯えていました。
誰も近くに寄せようとせず、威嚇したり、暴れたり、噛みついたりすることもあったとのこと。
それでも…彼をどうにか救いたい思った親切な方が、保護団体に連絡をとります。
ハグの魅力
団体は、野良猫の扱いに長けているケルシーさんを現場へと向かわせました。
そして、彼女がそっと子猫を抱き寄せると…
なんと、それまで必死に抵抗していた彼が、あっという間におとなしくなってしまったのです。
私が恐ろしい存在じゃない、と気づいてくれたみたい。
すぐに落ち着きを取り戻してくれました。
ケルシーさんは、子猫を車内に連れ込んで、膝の上に乗せてあげました。
その身体は、まだ少し震えていたものの…
もう逃げ出そうと暴れることはなかったといいます。
まもなく里親のもとへと預けられた彼には、オスカーという名前が与えられました。
身体をキレイにしてもらい、ご飯を食べて、柔らかい寝床でくつろいでいるうちに…
自分が最高の住処に連れてきてもらったと理解したようです。
そして、たった1週間で…
臆病の虫はどこへやら、オスカーは好奇心旺盛でやんちゃな子猫へと生まれ変わりました。
お昼寝をするときは、膝の上で丸くなるのがお気に入り。
表情からも、安心感がひしひしと伝わってきます。
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もう怖くない
やがて、身も心も十分に成長したオスカーは…
里親の元を巣立って、「生涯の家」へと引き取られていきました。
愛情や優しさを知ったことで、運命が180度転換した子猫。
これからも、どうかのびのびと暮らしていってほしいですね。
(参照:Love Meow)