6歳のペルシャ猫・モエ。
彼女は、無免許のブリーダーの元で生まれたのち…
ひどい環境のペットショップで暮らしてきました。
「無責任」の犠牲
汚れたケージの中で、水も食べ物も、寝床すらも与えられず…
劣悪な環境と飼育放棄の結果、モエの両目は視力を失ってしまいます。
そんな不運の中にあったを彼女を、アニマルチャリティーの方が保護。
すぐに動物病院へと連れていき、眼窩の中に残っていた「かつて眼球だったもの」を切除することで、どうにか命を救いました。
その後、エミリーさんという女性に引き取られると…
幸せな飼い猫として生まれ変わったモエは、優しいママに甘え尽くします。
電話中で話しているときなんて、ひどいんですよ。
私が他の人と話しているのが許せないみたいで、大きな声でずっと叫び続けるんです。
仕事でビデオ通話をしているときも、ずっと後ろで声が入ってしまうから、笑うべきか謝るべきか……
自分を助けてくれた大好きな飼い主さんだからこそ、いつも独り占めしていたいのかもしれません。
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不幸の埋め合わせ
エミリーさんによれば、目が見えないにもかかわらず、モエはかなりエネルギッシュなようで…
今では他の猫の家族と一緒に、日々を謳歌しているとのこと。
人間のエゴによって、つらい思いをした分も…
残りの一生が幸せに満ちたものとなるよう、心から祈るばかりです。
(参照:Bored Panda)