米フロリダ州の動物保護施設で、1匹のちょっと変わった子猫に出会った動物看護師のケイトリンさん。
足はとても短く、身体はじゃがいも程の大きさしかありません。
生き残る確率が少ない猫や、何か難しい問題を抱えているような…
みんながあまり興味を持たない子を、いつも家に連れ帰ってしまうんです。
小さな身体の理由
彼女は生後6週間ほどだった彼をポテトと名付け、早速ケアを始めました。
健康にいくつも難を抱えていたため、その後数週間は、常に行動をともにしたと言います。
自力でトイレに行けず、病院でも家でも治療や投薬が必要でしたが…
ケイトリンさんはどれだけ回復が困難でも、ポテトを見放さないと決めていました。
このころ彼はとても落ち着いていて、いつも私がいる側に座っていたんです。
そして彼女は、しばらく一緒に過ごすうち…
ポテトのある特徴に気がつきます。
振る舞いはとても大人びていましたが、歯はまだ最低限しか発達していなかったんです。
生後3ヶ月でも、6本しかありませんでした。
短い足と発達の遅れ。
それは、いつまでも体が大きくならないドワーフィズム(子猫症)によるものでした。
とはいえ、本人はそんな障害を何ら気にかけていない様子。
腸の問題を解明するまでには長い時間がかかりましたが…
やがて自分でトイレに行けるようになると、ヤンチャな一面も見せ始めます。
絶えずおもちゃで遊んでいます。
お気に入りは紐付きの鳥のおもちゃ。
セットしてあげると、寝転がったまま何時間でも遊び続けるんです。
ご飯の時間には、可愛いよちよち歩きで向かってくるのだとか。
体重はなかなか増えずとも、1匹の猫として、たくましく成長を続けます。
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新しい家族のもとへ
その後、準備が整うと生涯のお家へと旅立って行ったポテト。
いくつものハードルを乗り越えた彼は、以前にもまして魅力たっぷりに変身しました。
今日も小さな身体と溢れるパワーで、周囲の人を笑顔にしていることでしょう(*´∀`*)