コンクリート板の上に横たわっていたところを発見・保護された子猫のキウイ。
カナダ・モントリオールに拠点を置く保護団体のセリーヌさんによれば…
おそらくは、母猫によって置き去りにされてしまったのでしょう。
キウイは身体の発達に問題を抱えていたので、育てても生き延びられないと判断したのだと思います。
小さな体
キウイの身体はとても小さく、生後1週間ほどにして体重は160gしかありません。
また目の感染症を初めとして、多くの病気を患っていました。
さらにはまだ幼いためか、自分の力のみで食事を行うことが出来ず…
注射器を使って、ご飯を食べさせてあげなくてはなりません。
生きるために、たくさんのサポートを必要としていたキウイでしたが…
セリーヌさんたちは彼女を見捨てることなく、全力を尽くして支えます。
健康状態は安定してきたものの、彼女の成長は遅かったです。
同年代の子猫と比べても、身体のサイズが半分ほどしかなくて…
まるで、小人症でも患っているかのようでした。
その後、里親活動を行っていたエリカさんが、彼女を引き取ります。
栄養たっぷりのご飯や、昼夜問わずの看護を受けて…
生後6週間ほどを迎えるころには、彼女の健康状態はかなり改善していました。
他の猫と比べればまだまだ身体は小さいものの、着実に成長を重ねていきます。
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自分のペースで
やがて生後3ヶ月を迎えたキウイは、体重も620gほどにまで増加。
毛並みもふわふわになり体力もついて、人間にも心を開くようになりました。
保護されたころの弱々しい姿は、もうありません。
まもなく優しい飼い主も見つかり、幸せな生活を手に入れることができたのだとか。
自分なりのペースで成長を続ける彼女が、これからも幸せに暮らせるよう心から願います。
(参照:Love Meow)