アメリカ・カリフォルニア州の保護団体FieldHaven Feline Centerのオードラさんは動物管理局から要請を受け、何匹かの子猫を迎えに行きました。
可愛い子猫たちと過ごすのを楽しみにしていたんです。
新たな出会いに期待を膨らませながら、9歳の娘と共に施設に着いたオードラさんでしたが…
職員の一言に、ふと胸がつまります。
急いで確認しに行くと
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そこには、衰弱しきった子猫の姿がありました。
生きてほしい
力なくだらんと体を預けてきました。
一刻も早い処置が必要でしたが、管理局に獣医はおらず、設備も整っていないため急いで車に連れ帰ります。
ミルクを与えようとするものの、口の中が信じられないほど乾いており、舌が上顎にひっついて離れません。
オードラさんは途中のガソリンスタンドで車を停め、できる限りの処置を施すことに決めました。
購入したスポーツ飲料を口の中に少しだけ流し込み…
舌を静かに離して、ミルクを与えます。
もう本当に死んでしまうと思ったんですが…
慌てて耳を近づけて聞いてみたら、それが「喉を鳴らしている音」だとわかり、ホッとしました。
翌日、無事に別のメンバー・ヘイディさんに引き渡された子猫は、ドックと名付けられました。
彼は生後6週間でしたが、生後1週間の猫と同じ程度の170グラムしかありません。
しかし24時間の献身的なケアにより、数日後には自分の足で歩き回れるまでに回復しました。
加えて、とっても甘えん坊な性格も顔を出し始めます。
仕方なく赤ちゃんのようにスリング(抱っこ紐)に入れて出かけています。
おくるみも大好きで、夜は必ずブランケットに包まれて眠るのだとか(*´艸`*)
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もう大丈夫!
まだまだ体は小さいですが、元気一杯遊びまわり、やんちゃぶりを発揮するドック。
プレゼントされた服もとってもよく似合ってますね(*´∀`*)
死の淵を彷徨いながらも奇跡の復活を遂げた彼は…
今日も愛嬌たっぷりの仕草で、周囲の人々を笑顔にしていることでしょう。