凍えるほどに寒い、とある夜。
母親とはぐれてしまった子猫のモリーは、たった独りで路上をさ迷っていました。
そして、寒さで体力を消耗しきって、朦朧として道路を渡ろうとしたところを…
偶然通りかかったペンカさんに、助けてもらったのです。
徹夜の看病
彼女の目はほとんど閉じていて、鳴き声をあげることも出来ませんでした。
かろうじて聞こえるような小さな音を、のどから絞り出していたんです。
ペンカさんは、息も絶え絶えの子猫を自宅へと連れ帰り、ご飯や温かな寝床を用意してあげます。
これほどまでに幼い子猫が、自分だけの力で生き残ることは出来ないでしょう。
電気で暖かくなる枕を用意してあげると、そこでようやくのどを鳴らしはじめました。
夜通し付きっ切りで看病をしてあげたペンカさん。
それから4日ほどに渡る徹夜を続けた果てに…
ようやくモリーは、生きる力を取り戻したそうです。
やがて彼女は、自分の足で立ち上がり家中を探検して回れるほどにまで回復。
自分を救ってくれたペンカさんにすっかり懐き、隙さえあればいつでも抱っこを要求するようになったのだとか。
遊び好きでやんちゃな性格に育っていくモリー。
どうやら、エネルギーが有り余って仕方ないようです(笑)
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成長する喜び
そんな日々が続き…ペンカさんがモリーを保護してから、およそ1年後。
路上で震えていた子猫は、見違えるほどに美しい大人の猫へと成長しました。
彼女にピッタリの飼い主も見つかり、朝から晩まで甘えているとのこと。
独りぼっちで凍えながら寂しい思いをすることは、きっともうないでしょう。
あたたかで幸せな飼い猫暮らしを、思う存分に満喫してほしいですね!
(参照:Love Meow)