ある日の晩、寝室の窓の外から、猫の鳴き声がするのを耳にしたレイさん。
気になって、音を辿ってみると…
その先には、まだ目も開いていない、生まれたばかりの赤ちゃん猫がいました。
父親代わりに
彼を見つけたのは、雨の降る夜のことでした。
裏庭にある小屋の屋根の上で、独りぼっちでいたのです。
子猫はまるでお母さんを求めているかのように、延々と鳴き続けていました。
しかし、周囲にそれと思しき姿はありません。
レイさんは、すぐに救いの手を差し伸べます。
赤ちゃん猫用の食事キットでご飯を食べさせ、一晩中体を温めてあげて…
さらには動物病院に連れて行くなど、出来る限りの看護をしました。
その甲斐あって、バゲーラという名前をもらった子猫は少しずつ元気を取り戻していき…
目が開くようになると、自分を助けてくれたレイさんによく懐き、後を追いかけて家中を歩き回り始めたのだとか。
優しい人間のお父さんが大好きになってしまったバゲーラ。
肩の上によじ登るのもお気に入りで、ぴったりとくっついて離れません。
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最高の決断
やがて彼は、立派な大人猫へと成長を遂げました。
大きくなっても、レイさんに甘えようとするのは変わらずで…
腕に抱えられながらお昼寝をするのが、大好きなのだとか。
また仕事中には、「猫の手」を貸そうとしてくれるそうです(笑)
実は私は、今まで犬派の人間だったんです。
けれど、あの晩にバゲーラを引き取ってから、同じくらい猫が好きになってしまいました。
私の人生の中でも、最高の決断を下した瞬間だったと思っています。
命を救われたバゲーラと、価値観が一変したレイさん。
まさしく、お互いにとっての運命の出会いだったに違いありませんね(*´∀`*)
(参照:Love Meow)