新居に引っ越したケリーさんは、ある朝、子猫の鳴き声で目を覚まします。
どこかにいるかもしれないと家の中を探すも、その姿は見つかりません。
そして家の外に出てみると、階段の下に子猫が潜り込んでいることに気付いたんです。
ケリーさんは階段の周りを掘り返して、子猫を救い上げました。
しかし、彼は既にグッタリしていて…
鳴き声をあげるどころか身動きさえもしません。
甘えん坊の子猫
ケリーさんは当初の状況をこう語ります。
なので、動物病院に直行したんです。
先生には、「生後1週間にも満たないうちに母猫に捨てられたのだろう」と言われました。
新居でペットを飼う予定はなかったものの…
まだ幼いオスカーを放ってはおけず、彼女は子猫の育て方を勉強し始めます。
その日々が終わりを迎えたときには、ちょっとホッとしてしまいましたね。
献身的なケアの甲斐あって、子猫は心身ともにみるみる成長していきました。
でも、周りに誰もいなくなると、赤ちゃんのように私に抱き着いてくるんですよ。
そして言わずもがな、自分を救ってくれた優しいケリーさんのことが大好きに。
私と一緒にいるときだけ、のどを鳴らして甘えてくるんですよ。
それが何よりも可愛らしいですね。
そのまま順調に育ち、彼が生後8ヵ月ほどを迎えたころ…
ケリーさんの家に、もう1匹の子猫が連れてこられました。
彼女と出会った時、きっとオスカーにとって最高の仲間になってくれると直感したんです。
引き合わせた当初、イザベルはとても怯えていましたが…
時間が経つにつれて一緒に遊ぶようになり、最終的には、いつもくっついているほど仲良くなったそう。
優しいお母さんと、愛する妹分。
その表情からも、充実感が滲んでいますね(*´艸`*)
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大人になっても
やがて2歳になり、すっかり大人っぽく変身したオスカー。
とはいえ…
大きくなってもケリーさんのことが大好きで、いつもくっついて甘えるのだとか(笑)
助けを求める声に気付き、手遅れになる前に救うことが出来て本当によかったです。
素敵な飼い主に見つけてもらった彼は、これからも幸せ一杯に暮らしていくことでしょう。