ある日、ブラジル在住のステファニーさんは、飼い犬が裏庭で吠えているのに気づきます。
気になって、フェンスに近寄って確認してみたところ…
小さな子猫が雨に濡れて、ふるふると震えていました。
どこかの飼い猫かもしれないと近所に尋ねて回ってはみたものの、飼い主と思しき人は見つかりません。
甘え上手な子猫
そんなとき、ステファニーさんの友人であるジュリアさんが、是非ともその子猫を引き取りたいと申し出ます。
しかし、母のほうはあまり乗り気ではないようで…
猫は意地が悪くて冷酷な生き物だという、古い考えを持っていたんです。
たとえか弱い子猫であっても、お母さんの意思は変わらず…
彼女に、「2日以内に他の引き取り手を探してくるように」と告げました。
ジュリアさんは、子猫をルナと命名。
飼い犬のクッキーは、そんな彼女に怯えてしまっていたし…
お母さんは、そのことについても良く思っていませんでした。
なんとも不穏な幕開け、でしたが…
ルナがそんな家族を心変わりさせるのには、2日もあれば十分だったようです。
翌朝、ジュリアさんのお母さんは、ルナのキスで目を覚まします。
そして1日中、お母さんの後を追いかけたり遊ぼうとしたり、さらには胸の上に乗っかって昼寝をしたりと…
とにかく、お母さんと一緒に時間を過ごしたのです。
すると…
彼女のことが好きになって、自分から「家族としてウチに迎えよう」と言ったんです。
約束通り、2日以内に引き取り手は見つかりましたね(笑)
正式に家族として迎え入れられたルナは、犬のクッキーとも距離を縮めていきます。
クッキーも、初めのうちは逃げていたんですが…
あっという間に仲良くなって、一緒に遊んだりお昼寝したりするようになったんです。
まだ幼いルナは、常に誰かの傍にいようとする甘えん坊。
特にお母さんが書き物をしていると、ペンで遊んで注意を惹こうとしたり甘えはじめたりするのだそう。
そんな様子を見て、かつては猫なんて絶対に飼わないと言っていたお母さんも…
やがてジュリアさんに、『我が子』の可愛い写真を送ってくるほどメロメロになったのだとか(*´艸`*)
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家族の一員
人懐っこいルナは、あっという間に家族の心を溶かしてしまいました。
屋内の生活にも適応し、人や犬にも物怖じせず…
もしかしたら、生まれついての「飼い猫気質」だったのかもしれません。
これからも家族の温かさに包まれて、幸せに暮らしていってくれることを願います(*´∀`*)