ハワイで教師として働いていたキンバリーさんは、学校の見回り当番をしている際、ふと猫の鳴き声を耳にします。
声を辿っていくと…
その先には、ひどい目の感染症に侵された、1匹の幼い子猫がいました。
放っておけば、きっと生き延びられない…。
心優しいキンバリーさんは、彼女を連れ帰り、飼い主となることに決めます。
母親代わり
プレッツェルという名前をもらった子猫は、まだ生後4週間ほど。
その身体はとても軽く、ひどく痩せていました。
キンバリーさんの家で飼われていた犬のモーティは、新しく家族となったプレッツェルを歓迎します。
顔を舐めてあげたり、毛づくろいをしてあげたり…
まるで母猫が自分の子どもを可愛がるかのように接しました。
でも、彼はとても優しくプレッツェルに接していました。
プレッツェルも、モーティを本当の母親のように受け入れていましたね。
自力で歩けるようになったプレッツェルは、家の中を探検するようになりました。
その間も、モーティお母さんは目を光らせ、安全に気を配っていたそう。
やがて、少しずつイタズラ好きな性格を開花させていくプレッツェル。
やんちゃな子猫の攻撃に、大人のモーティはじっと我慢して付き合ってあげました。
そしてクタクタになるまで遊んだあとは、一緒に寄り添ってグッスリ。
犬のお母さんに見守られながら、プレッツェルは少しずつ健康を取り戻していきます。
やがて、目の感染症も完治した彼女は、ますますエネルギッシュな子猫になりました。
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親子の仲に
生後7週間ほどになったプレッツェルは、体重も1ポンドの大台に到達。
美味しいご飯を食べ、猫用のテレビ番組をみて、暖かいベッドで眠って…
飼い猫としての暮らしを満喫しています。
すべては、保護してくれたキンバリーさんと、種族の垣根を越えて愛情を注いでくれたモーティのおかげ。
これからも犬のお母さんと一緒に、幸せに暮らしていって欲しいですね。