かつてアニマルシェルターで働いていたマリッサさんのもとへ、元同僚から1通のメッセージが届きます。
内容は、「あなたの探していた子猫が見つかったよ」というもの。

紹介された子猫のハンニバルは、『フィーバーコート』と呼ばれる銀色の毛並みを持っていました。
これは、子猫のうちだけに見られるもので…
母猫が妊娠中に熱を出したり、過度なストレスを感じることで発現するといいます。
理想の子猫
淡い色のタキシード模様に加えて、目の色も片方ずつ違う『オッドアイ』。

全ての特徴が、マリッサさんの思い描く「理想の子猫」と一致していました。

里親としてハンニバルを養育していた同僚は、彼女の好みを覚えており、彼を飼い猫として託すことにしたのです。

こうして、マリッサさんの自宅へとやってきたハンニバルでしたが…
とても臆病だったため、当初は見知らぬ環境にすっかり縮こまってしまっていました。

そんな子猫の心を、先住犬や先輩猫たちが溶かしていきます。

彼らは、新たな家族となった子猫の体を舐めたり鼻をすり寄せたりと、愛情を示してあげたのだとか。

無論マリッサさん自身も、ハンニバルと仲良くなるためにたくさんの時間を費やしたそう。

そして、周囲の優しさに触れ、自分が愛されていると気づいた彼は…
それまで秘めていた、いたずらっ子な性格を開花させていきました。

とにかくエネルギッシュで、いつも全速力で暴れまわっているんですよ。
関連:3匹の捨て猫を救ったのは…不思議な縁で結ばれた、耳の聞こえない母猫だった
美しく成長
やがて大人になるにつれ、フィーバーコートは薄れていき…

彼の毛並みは、いつしか美しいタキシード柄に!

目の色もはっきりと青と黄に分かれ、その美形ぶりにもますます磨きがかかりました。

とはいえ…大人になっても、甘えんぼうな性格は変わりません。
いつも家族にくっついて、仲良く遊んだりいたずらを仕掛けたりしているとのこと。

彼にとっても、そしてマリッサさんにとっても…
この出会いは、まさしく「運命」だったと言えますね!
