とある肌寒い雨の日のこと。
米インディアナ州の保護施設に、母猫とはぐれてしまった2匹の子猫が運び込まれました。
彼らはひどくやせ細っており…
残念ながら、子猫のうち1匹は命を落としてしまったそうです。
はじめての友達
生き残った子猫を引き取ったのは、動物保護のボランティアを行っていたバーブさん。
ライオネルという名前をつけました。
免疫が弱まっていたライオネルはご飯を食べようとせず、このままではさらに衰弱してしまう状況です。
バーブさんは、彼に少しずつでも元気を取り戻させようと、チューブでご飯を食べさせ体を温め続けました。
彼にとっては、毎日が神様からの贈り物のようなものでした。
また、幼い子猫にとって、仲間との交流はとても重要であるため…
保護施設から別の子猫を連れてくることにしたそうです。
マギーは、とても大きな声で鳴く子で、それから短い尻尾が特徴的でしたね。
一方のジャクソンは、とても力強い目をした子猫でした。
初めてライオネルと出会った2匹の子猫は、新しい兄弟にすぐさま心を開いてくれたそう。
ライオネルもそんな2匹を気に入って、お昼寝のときはぎゅっと両腕で抱きしめて眠るようになったのだとか。
それまで独りぼっちの子猫だったライオネルは、初めての友達に安堵を覚えたのかもしれません。
一緒に健康に育っていますよ。
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生き残った子猫たち
バーブさんは、改めて親子が再会を果たした『奇跡』について振り返りました。
そのためにミルクも枯れてしまっており、子猫たちはなかなか生き残ることができないんです。
母猫とはぐれてさ迷っていたところを、幸運にも救われて、新たな家族となったライオネル、マギー、ジャクソン。
これからは、空腹や孤独に苛まれることもないでしょう。
安全なお家の中で、健やかに育っていってくれることを祈ります。