米カリフォルニア州サンフランシスコの保護施設を訪れた、生後6週間ほどの子猫。
ジャスパーと名付けられた彼は、生まれつき小脳低形成と呼ばれる障害を抱えていました。
彼は、脳の身体を動かす機能を司る部分が十分に発達しておらず…
生後しばらくは自力で立ち上がることすらも難しい状況だったといいます。
障害もなんのその
しかし、そんな不運にもへこたれず、ジャスパーは持ち前の元気で明るい性格で、周囲の人を魅了しました。
彼を保護した団体のローズさんによれば…
彼は、誰かと一緒にいるときに一番幸せを感じるみたい。
その後ジャスパーは、団体の手助けにより、里親となったジョッシュさんの家へと引き取られていきます。
見知らぬ場所に連れてこられても、彼は物怖じすることなく、初日から好奇心全開だったのだとか。
それでも、ジャスパーは決して、何かを諦めるようなことはしなかったんです。
ほどなくして、優しいジョッシュさんにすっかり心を許したジャスパーは…
大好きな彼を見かけるたびに、必死に走って近づこうとするようになったのだとか。
そんな「挑戦」を繰り返しているうちに、たとえ転んでしまっても、彼はすぐに自力で起き上がれるようになってきました。
木登りのおもちゃで遊ぶのも、ご覧の通り。
足がうまく動かないというハンディキャップを、まったく苦にしていません。
1週間と経たないうちに、トイレも自力で出来るようになりました。
身体を使いこなせるようになってからは、ジョッシュさんへの「かまってアピール」も止まらなくなってしまったのだとか(*´∀`*)
自分自身の障害とすらも、上手に付き合っていけるんですから。
自分の身体がどのように動くか、そして動かなければどう補うか、ずっと考え続けているみたいです。
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歩みを止めず
決して諦めることなく、不可能を可能に変えていくジャスパー。
日を追うごとに、それを証明し続けていますね。
もし足が少しも動かなくなってしまっても、彼がその歩みを止めることはないでしょう。
飛び跳ねたり走り回ったり、他の子猫と遜色ないヤンチャぶりを見せる彼が…
これからも、幸せな日々を謳歌していってくれるよう願います。