アメリカ・ロサンゼルスの保護施設「Best Friends in Los Angeles」にやってきた、まぶたのない子猫・ベニー。
生まれつき形成不全を患っていた彼は、準備が整い次第、適切な処置を受ける必要がありました。
しかし、病弱だったために体重も兄弟の半分ほどしかなく、まだまだ手術に耐えられる状態ではありません。
もしかしたら、このまま死んでしまうかもしれない。
スタッフの間にはそんな不安もよぎりましたが…
2ヶ月に渡る24時間体制の授乳とケアによって、ベニーは次第に元気を取り戻していきます。
離れられない2人
そんな中…
献身的に彼を支え続けた預かりボランティアのティナさんは、この小さな子猫に完全に心を奪われていました。
ずっと一緒に歩んできたので…
里子に出すなんて考えられなくなりました。
やがて9ヶ月を迎えたベニーは1度目の手術を受け…
数ヶ月後には追加の手術も終えます。
本当によく頑張りました。
麻酔が切れると、何事もなかったかのように、いつものおちゃめな子猫に戻ってくれたんです。
他の猫と遊ぶのが大好きなベニーですが、人に甘えるのも大好き。
私が何かをしていて、彼に注意を向けていないと…
いつも膝に登って、それから肩に乗ってくるんです。
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生きる意志
命すら危ぶまれた子猫は、見事な変身を遂げました。
イタズラ好きで、ちょっと問題児…そしてとっても頑固者。
でもその頑固さのおかげで生き延びることができたんだと思います。
彼は決して諦めませんでしたから!
強い意志で障害と戦い抜いたベニーと、彼を支え続けたティナさん。
固い絆で結ばれた2人に、改めて大きな拍手を送ります。
(参照:LoveMeow)