ナタリーは、いくつもの障害を抱えて生まれました。
口唇口蓋裂と水頭症を患っているほか、神経系の疾患のせいで、意味もなくぐるぐる回ってしまうこともあるのだとか。
そんな状態にめげず、8年も懸命に生きてきた彼女を…
ある日、さらなる悲劇が襲います。
飼い主さんが、亡くなってしまったのです。
ナタリーのために
テキサスにある保護シェルターで暮らさざるを得なくなった彼女は…
これまでとまったく違う環境にストレスを覚え、問題行動を起こすようになります。
心配したシェルターのスタッフは、彼女が安心して暮らせるお家を見つけるため、「Super Hero’s Animal Hydrocephalus Society」の創設者であるリサさんに連絡をしました。
ですから、彼女の病気に理解を示してくれる家族と、いつも心安らかに過ごせる静かな環境のお家を探す必要がありました。
障害を持つナタリーを受け入れてくれるお家を見つけるのは、そう容易いことではありません。
しかし、リサさんは粘り強く探し続けます。
そして…
2カ月後にようやく、アラバマ出身のとあるカップルが、ナタリーを家族として迎え入れてくれることが決まりました!
すでに数匹の障害を持った猫たちを保護している彼らなら、彼女も安心して暮らせることが出来るはずです。
やがて引っ越しが開始。
テキサスからアラバマまではかなりの距離があるのに加え、悪天候などの影響でなかなか計画はうまく進みませんでしたが…
多くの人の尽力のおかげで、最終的にナタリーは無事、飛行機に乗り込みます。
そして
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東部時間の真夜中近くに、ナタリーは到着しました。
マットさんもペギーさんも、それに先住猫たちも、みんな大喜びでお出迎えしてくれたんですよ。
温かい家族に迎えられ、彼女はすぐに新しいお家に慣れることができました。
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もう寂しくない
甘えん坊のナタリーは、パパとママの後ろをついて回ります。
とくにお昼寝の時間は、存分に甘える絶好のチャンスです。
彼女にとって、愛する人たちと一緒に過ごす時間こそが最上の幸せで、かけがえのないものなのでしょう。
生まれながらの病気とは一生付き合っていく必要がありますが、寂しくつらい日々がやって来ることは、もうありません。
優しいパパとママ、それに素敵な兄弟たちに囲まれて…
ナタリーはこれからもずっと、心安らかに暮らしていくことでしょう。