体験談

息子の葬儀に向かうべく、飛行機に乗った母へ…。とあるCAが渡した『手紙』に涙

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トリシア・ベルストラさんの息子・カイルさんは…

2017年のある日、失恋をきっかけに、自ら死を選んでしまいました。

 
息子を埋葬するため、ベルストラさんはサウスウエスト航空の飛行機に搭乗し、コロラドからインディアナへと出発。

けれども、深い悲しみから気分がすぐれません。

 
すると、そんな彼女の様子を見た若い男性アテンダントが飲み物を運んできてくれました。

何かあったのですか?

 
そう尋ねられたベルストラさんは、涙を流しながら事の経緯を告白します。

予期せぬ手紙

しばらくして、飛行機が目的地に到着。

ステップを降りていくベルストラさんに、先程の男性アテンダントが、1枚のナプキンを手渡します。

 
そこに書かれた文章を目にして…

彼女は、溢れでる涙を止めることができなくなりました。

2004年、私は兄を失いました。

その悲しみは私の中で、依然として消えていません。

 
母であるあなたの悲しみは、きっと私たちには計り知れないものでしょう。

私も、私の母が悲しみにくれている姿をずっと見てきました。

そして今なお、彼女の悲しみは続いています。

 
しかし、母親というものは、未来に向かって新しい命を生みだすことができる唯一の存在です。

あなたの使命はまだ終わっていません。

あなたの息子さんが歩んできた人生は、彼の死という事実より、重要なものです。

 
私の母にも、息子を失った痛みと必死になって闘っていた時期がありました。

けれども、あるとき彼女は、それが完全に消えることはないのだと気が付いたのです。

 
どうかあなたも、痛みや苦しみと向き合うことばかりに気を取られないでください。

喜びを感じることに一生懸命になりましょう。

家族やしばらく会っていなかった人を訪ねたり、旅行に出かけたりするのもいい。

人生はあなたのものです。

 
あなたが精一杯生きているのを息子さんにも見てもらいましょう。

自分自身を、重圧から解放してあげてください。

 
この世界には、あなたのことを心配している人たちがたくさんいます。

私の頭からも、今日の出来事が離れることはないでしょう。

悲劇を乗りこえれば、もっと強い人になれるはずです。

私はいつだって、あなたを応援しています。

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男性の言葉を胸に、ベルストラさんは後日、愛する息子の葬儀を終えました。

 
「分かち合える誰か」がいる。

その事実は遺された人々にとって、何よりも大きな支えとなります。

一人の母親を救った優しく力強いメッセージに、世界中から大きな称賛の声が寄せられました。

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