ある日アメリカ・フィラデルフィアのとある住人の庭で、母猫からはぐれてしまった2匹の子猫が見つかりました。
住人は彼らを保護すると、地元の保護団体ACCT Phillyに協力を求めます。
子猫たちは、まだ生後2週間ほど。
24時間体制の授乳が必要なため、メンバーの一人であるシャウナさんが預かりボランティアを申し出ました。
初めて見た時、とても小さくて弱々しかったのを覚えています。
しかし、触れるやいなやすごい声で鳴き始めて…
「お腹が空いた!」と教えてくれていたんです。
しっかり者のお姉さんとシャイな弟
白とベージュ柄のお姉さんは「ゴーダ」、茶色いトラ柄の弟は「チェダー」と名付けられました。
哺乳瓶でうまく食事ができるようになるまでには数日かかりましたが…
その後、体重は順調に増えていきます。
いつも小さな足でお互いを抱きしめ合って寄り添う2匹。
社交的で大胆な性格のゴーダに、シャイで体が小さいチェダーはいつもくっついています。
チェダーにとってゴーダは心の拠り所。
性格はそれぞれ違いますが、本当にうまくバランスを取り合って成長しています。
ご飯も、遊ぶのも、寝るのも、全部一緒です。
しっかりもののゴーダは、お昼寝中のチェダーを見守ります。
お腹いっぱいミルクをもらうと、今度はパパの上で一緒にお昼寝。
彼らに、猫用のベッドは必要ないみたいですね(*´艸`*)
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新しい家族の元へ
数週間後、優しいパパとママにたっぷり甘えながらすくすく成長して行った2匹に、嬉しいニュースが舞い込みました。
2匹一緒に引き取ってくれる家族が見つかったのです!
ショウナさんはお別れを前にして語ります。
こんなに小さくて繊細な子たちのお世話をして…
日に日に大きく成長するのを見守って。
そして幸せな生活へと送り出せるなんて、とても素晴らしい経験です。
強い絆で結ばれた2匹の姉弟猫は、これからもともに素敵な思い出を紡いでいくことでしょう。
(参照:LoveMeow)