アメリカ・マサチューセッツ州セイレムの保護団体の元へとやってきた、子猫のルーシー。
彼女は生後8週間にして、体重がわずか1ポンド(約450グラム)ほどしかありませんでした。
くわえて、その体にはもう一つの特徴が…。
生まれつき、「足が一本だけねじれて生えていた」のです。
保護施設の代表を務めているタラさんは語ります。
まるで、「拾って!」と呼びかけているようでした。
今でも、抱きかかえて欲しいときは、鳴いて訴えるんですよ。
小さな体でも元気一杯のルーシーは、一緒に遊べる友達を欲しがっていました。
無二の親友
その数週間後、保護団体は、また別の子猫を迎え入れます。
新たな家族となった子猫の名前はミリー。
生後6週間で、野良としてさ迷っていたところを保護された彼女は…
「後ろ足の一本だけがとても長い」という障害を持っていました。
そして、お互いに「共通点がある」と感じたのか…
ルーシーとミリーは、出会ったその瞬間から親友になってしまいました。
まるで、生まれた頃から一緒だったように遊び始めた2匹。
部屋中をかけっこしたり、ベッドで一緒にお昼寝したり…
一方がどこかへ向かえば、もう一方がその後を追いかけるので、離れることはほとんどありません。
その様子は「けっして障害なんかには負けない」と、互いを励ましあうようでもありました。
事実、ルーシーとミリーにとって、他の猫たちのように歩き回ったり飛び跳ねたりするのは、それほど難しいことではないそう。
ミリーは上半身の力が強くて、後ろ足を使わずに、色んなところを駆け上ってしまうんです。
一方のルーシーも、自分の思うままにジャンプする方法を身につけていました。
関連:3匹の捨て猫を救ったのは…不思議な縁で結ばれた、耳の聞こえない母猫だった
互いの心の支えに
母親も、育った環境も、それぞれ異なる彼女たちですが…
今では、誰がどう見ても「仲の良い姉妹」そのものです(*´∀`*)
強い絆で結ばれたルーシーとミリーは、これからもお互いを励ましあい、力強く生きていくことでしょう。