カナダ・ブリティッシュコロンビア州のとある農場で、3匹の子猫が発見されました。
子猫たちは、小屋内のプラスチックの断熱材の中に埋もれてしまっており、身動きが取れない状況とのこと。
保護団体のスタッフが、現場へと急行します。
3匹のうち、生き残ることが出来たのは2匹だけ。
周囲に親猫の姿もありません。
里親のボランティアを行っているダニカさんは、弱りきった子猫たちを引き取って保護しました。
生後まもないのに、母親のミルクを与えられなかったんです。
しかし、献身的な看護も実らず…
さらに1匹が、肺炎でこの世を去ってしまいます。
生き残った子猫
唯一の生き残りとなった子猫のメイジーは、それでも懸命に、生き延びようと戦い続けました。
たったの一滴も残さない勢いで、ミルクの吸い口をくわえて離しません。
ずっと飢え続けていたのでしょう。無我夢中でご飯を食べ続けます。
さて、生後5週間を迎える頃には、ウェットタイプのご飯を自力で食べられるほどに成長したメイジーですが…
実は食事の際に、ある「困った癖」が出てしまうといいます。
聞けば、彼女はなぜか
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ご飯の中を泳いでしまうのだそう(;∀; )
お皿の中に体をつっこむので、お腹も足の裏もびしょ濡れ。
ちょっとばかり散らかっても、まったく気にしないようです。
当然、お掃除も大変。
それでも、お腹一杯に満たされた本人は、満足そうにしているのだとか。
でも、結局ああやって食べるのが、一番落ち着くみたいなんです。
だから、彼女がそれで幸せなら、もうそれでいいと思って。
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「ミス・メッシー・メイジー(散らかし屋のメイジーさん)」と、ニックネームを付けてもらったメイジー。
おいしいご飯や愛情をたっぷりと与えられ続けて、今ではすっかり元気になりました。
メイジーのことは、とても誇りに思います。
こういう猫と出会えることが、里親を続けてきてよかった、と思える瞬間ですね。
手のかかるかわいい子猫として…
今日も周囲の人々や年上の猫たちに、色々とお世話をやいてもらっていることでしょう(*´艸`*)