ひどい嵐が過ぎ去った翌日…
冷たい雨が降る中、生後5日程度の子猫たちが保護されました。
まだ目も空いておらず、母猫を探して鳴くばかりの彼ら。
発見者である保護団体Kitkat Playroomの創設者、ジェン・マックさんは語ります。
子猫のうち1匹は他の兄弟よりもずっと小さく…
102グラムしかありませんでした。
また、口と鼻が裂けている“口唇裂”と呼ばれる先天性の奇型も持っていたんです。
ひときわ小さな子猫は、ポエットと名付けられました。
通常このような障害を持った子猫は上顎にも大きな穴が空いており、ミルクをうまく飲むことができません。
しかし幸運にも彼女の場合、口内には異常がなく、哺乳瓶で食事をとることができました。
ホッと胸をなでおろしました。
蝶々のような形の鼻も、本人はさほど気にしていないようです。
ジェンさんの心配をよそに、ポエットは食いしん坊っぷりを発揮。
いつでもミルクを欲しがり、ガブガブと豪快に飲み干します。
離乳の時期になると、固形のご飯にも挑戦です。
初めは小さな粒を口に入れるのに苦労していたようです。
でも、すぐに他の子猫と同じように問題なく食べられるようになりました。
バランスをとるのが少し苦手で、たまに転んでしまうこともあるそうですが…
すぐに立ち上がり、他の子猫に負けじと遊びまわります。
口や鼻の裂け目についても、手術の必要はないと判断されました。
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ジェンさんは、他の猫と少し違う外見も、ポエットのチャームポイントだと捉えています。
それに…
もちろん、彼女の個性は蝶々のような鼻だけではありません。
いつもハイテンションで…ちょっぴり不器用で…本当にお茶目な性格なんです。
人々の目も心も、一瞬で惹き付ける魅力を持ったポエット。
愛らしさに満ち溢れた彼女には、きっと明るい未来が待ち受けていることでしょう(*´▽`*)
(参照:LoveMeow)