ロッキーとスペンサーは仲良しの兄弟。
10年以上も一緒に過ごしてきた2匹は、深い絆で結ばれていました。
飼い主のベス・フィッシャーさんによれば…
夜寝るときも、散歩に行くときも、いつも一緒でした。
ご飯だって、同じ器から食べていたんです。
そんなある日、ロッキーが体調を崩してしまいます。
最初のうちは、すぐに治ると思われていたのですが…
後に、彼の体に末期のがん性腫瘍があると判明。
気づいたときには、もう手遅れだったそうです。
長く苦しませないためにも、飼い主のベスさんは、安楽死という手段を取りました。
ロッキーとのお別れは、私にとって辛い決断でした。
けれどそれ以上に…スペンサーにとっては、もっと酷なことだったでしょう。
彼にとって、最愛の弟を失うことがどれほどの喪失だったか、想像もつきません。
深い悲しみに暮れるスペンサー。
スペンサーは、夜になっても寝ずに家の中をうろつくようになりました。
ロッキーがどこかにいるんじゃないかと、探して回ります。
そして、どこにもいないということが分かると…悲しそうに鳴くんです。
そんな彼を見かねたベスさんの父親が、せめてもの慰めにと用意したのが
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ロッキーの顔がプリントされた、スペンサー専用の枕でした。
枕が届いてから、スペンサーはかなり落ち着いたみたいです。
ギュッと抱きしめたり、ソファから自分のベッドに運んだりしていますね。
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親友の突然の死。
絆が深いからこそ、その悲しみが完全に消えてなくなることは無いのかもしれません。
それでも…
絆が深いからこそ、会えなくてもなお得られる安らぎがある。
スペンサーの表情が、そんな「救い」の存在を示してくれているかのようですね。
(参照:boredpanda)