とある倒壊した建物で、ひときわ小さな生後4日ほどの小さな子猫が、他の兄弟と一緒に保護されました。
彼の名前はノース。
その体は手の平ほどのサイズしかなく…加えて栄養不良で貧血状態だったため、すぐさまオーストラリア・パースの動物病院に運ばれていきます。
ノースを世話することになったのは、看護師として働く里親ボランティアのタラさんでした。
彼の体重は、97グラムしかなかったの。
食事の際、ノースをブランケットに包むと…
彼は気持ち良さそうにゴロゴロと喉を鳴らし始めたそう。
しかし、回復までの道のりは、小さな子猫にとって非常に厳しいものでした。
ノースは胃腸に重い疾患を抱えており、4週間で3種類の薬が投与され、体重もなかなか増えません。
ともに保護された他の兄弟も、次々と命を落としていたそうです。
でも私は同意しなかった。
ここまで生き抜いたんだから、あともう一日、もう一日と思いながら看病したわ。
その想いへこたえるかのように…
ノースも、一日一日を懸命に乗り越えて行きました。
でもノースは他の4匹の子猫が命を失っても生き残った。
最初の数日間の下痢とひどい脱水症状から抜け出し、目が開く前に受けた目の炎症を治したの。
そして、7週間に及ぶ24時間介護と通院の後…
ノースは、ついに回復しました!
獣医たちはみんな、その勇気と強さに驚いていたわ。
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健康体になったノースは、同じ年齢の子猫の半分の大きさしかないにも関わらず、とてもやんちゃな性格を見せているんだとか。
他の面の成長度合いは遅れてないし、5週間目で体重がまだ200グラムしかなかったのに、自分から離乳したのよ。
現在は生後10週間半で、体重は530グラム。
大きさを性格で補いつつ、他の子猫たちにも負けない存在感を発揮しています。
奇跡と執念が紡いだ命。
これからも元気にすくすくと成長していってほしいですね(*´▽`*)