まだ1歳にも満たない子犬・アイバーは、イギリスにある動物愛護団体・RSPCAに保護されるまで、すでに5回も捨てられていたといいます。
その理由は…生まれつき、耳が聞こえないから。
何度もめぐり逢い、何度も見放されてきた彼は、人間のことを信頼できなくなっていました。
Looks like Ellie's wrist will be out of action for a few weeks, she managed to take me out but its difficult when i do a…
音のない世界で、心すらも閉ざしてしまったアイバー。
それでもRSPCAのスタッフが、たくさんの愛情をもって諦めず接するうちに、人懐っこく可愛らしい本来の性格が、徐々に顔を出し始めます。
そしてある日、運命の瞬間が訪れました。
エリーさんという女性が、アイバーの姿に「一目惚れ」したのです!
アイバーは、すでにRSPCAのスタッフから『おすわり』と『おいで』のサインを習っていたわ。
その様子を見て、決心した彼女は…
なんとアイバーに「手話」を教え込み始めます。
さすがに困難では、とも思える挑戦。
しかし驚くべきことに、もとより大変賢かった彼は、『ふせ』や『待て』などを始めとした合図をどんどんと習得していきました。
加えて、アイバーは耳が聞こえないかわりに、とても優れた嗅覚を持っていることも判明。
お散歩が大好きな彼は、エリーさんたちが家の周りに隠したご馳走もすぐに探し当ててしまうそうです(笑)
優しいご主人のもと、「誰にも気づかれなかった才能」を開花させた彼は今、最高の幸せを感じているに違いありません。
(参照:boredpanda)