まだまだ寒さが残る2017年3月1日、トルコ・カラミュセル市にて開催された海難事故の追悼式典。
その最中、市長としてスピーチを行っていたイスマイル・ユルドゥルム氏の「ある行動」に、称賛の声が寄せられました。
演説を行っていたイスマイル市長は何かに気づき…
突然、靴とネクタイ、ジャケットを脱ぎ捨て、海へ飛び込みました。
そのまま彼は、鎮魂のため花輪を海に浮かべようと、水中でスタンバイしていた女性ダイバーのところに向かいます。
詳しい原因は定かではありませんが…
このとき彼女は意識を失い、溺れかけてしまっていたのです!
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何事かとあっけにとられる周囲の人々。
しかしすぐさま状況を理解し、救出に加わります。
そして…
ダイバーは無事、岸へと引き上げられました!
海外メディアが伝えたところによると、イスマイル市長はダイビングのライセンスを持っていて、泳ぎには自信があったとのこと。
それでも無論、冷たい海に着衣のまま飛び込むのには、相応のリスクがあったはずです。
約60年前、たくさんの人が亡くなった現場で、1つの尊い命を救った市長。
その勇気ある行動は、どんなスピーチにもまして、人々の心を震わせたに違いありませんね!