17歳のときに留学生として来日してから、日本での暮らしを紹介する動画をYouTubeに投稿し始めたミカエラさん。
やがて彼女のチャンネルは、約27万人が登録するほどの大人気コンテンツへと成長しました。
しかし、芸能事務所に所属し、いくつかのバラエティ番組に出演した後…
彼女は、2015年から日本におけるタレント活動をやめてしまいます。
その理由を自ら語った動画が、以前大きな注目を集めました。
『宣伝になるから』と言って、タダで出演をお願いすること。
ミカエラさんいわく、「ブログを番組内で紹介するから」と言って、出演料をもらえないことが多かったそうです。
当時、彼女は英会話教室で働いていましたが、テレビ出演のために仕事を休み、そのまま丸一日、取材でつぶれてしまうこともしばしば。
そうした活動を無償で行っていたため、生活が厳しくなってしまったといいます。
また、とあるコンビニを取材した際には、番組スタッフから、いわゆる「ヤラセ」のリアクションを何度も求められたんだとか。
『はい、笑顔で! 元気で! もっと興奮して!』と。
私も日本にきて6年ぐらいたって慣れてたから、馬鹿騒ぎはしないですよ、普通は。
さらに後日、実際に放送された番組を見たミカエラさんは絶句。
『ミカエラさんにとって日本のコンビニは遊園地みたいなもの』と。
ショックでした。
そんなこと思ってないし、言ってないし。
同番組を見たチャンネルの登録者からも「ミカエラこんな人物じゃなかった気が…」「性格変わりましたね」といったコメントが寄せられたそう。
ギャラがもらえない上、異なるイメージを広められてしまうなんて…。
怒るのも当然です。
ミカエラさんは自身の経験を踏まえ、ほかのYouTuberたちに向けてアドバイスを送りました。
そのまま続けるのが一番だと思います。
ファンを裏切らないことが大事です。
日本の文化を愛していたからこそ、彼女のショックは、相当なものだったに違いありません。
なんとも考えさせられるお話でした。