ある日の朝のこと。
保線作業員のジョッシュさんが職場に向かっていると、偶然その場を通りかかった2人の若者が、一件の家を指さしながら大声で言い放ちました。
おい見ろよ、あのボロ屋敷!
焼き払っちゃった方がいいんじゃないの!?
運悪く、この暴言は75歳の家主の耳にも入ってしまいます。
自分の住処を酷評された彼は、明らかに動揺している様子です。
それまではただ、軽く挨拶する程度の仲だった老人。
しかし、一部始終を目撃したジョッシュさんの胸には、怒りと使命感が沸き起こっていました。
「今こそ、この家を若返らせる時だ!」
ここから、2人の奇跡の物語が始まったのです。
「家を修理しよう」というジョッシュさんからの申し出には、老人も非常に喜びました。
彼自身も、かねてからこの家を何とかしたいと思っていたものの、自分と妻がもらう少額の年金では、とても家の修理代までは賄えず諦めていたといいます。
まず、ジョッシュさんは友人からペンキを分けてもらい、保線作業員の仲間たちに声をかけて助っ人を頼みました。
その後、材料が集まったところで、さらに彼は自身のFacebookにも情報を公開します。
今週もし良かったら、素敵な老人の家を塗り直すためにちょっと時間をとってもらえないかな。
結果…
当日の朝一番には、なんと20人のボランティアが集合。
しかも、作業を進めるうちにどんどん人数が増え、気付いた時には100人ものたちが手を貸してくれていたのです!
なかには、家具を持ち寄ってくれる人や、差し入れに立ち寄ってくれる人もいました。
ジョッシュさんは語ります。
みんなでの作業はとても楽しかった。
1日中ワクワクしていたよ!
そして…
塗装が完了した老人の家は、見事に生まれ変わりました!
他人同士が手を取り合って、これまた他人のために何かを成し遂げる。
世の中まだまだ捨てたものではありませんね(*´ェ`*)
(参照 nydailynews.com)