中学教師の合法先生 (@barbeejill3)さんが投稿した、ある日の「保健の授業」をめぐる呟きに注目が集まっています。
保健の授業にて
「左利きの人、手を挙げて。」
「AB型の人、手を挙げて。」
いずれも40人中2、3人が挙手する。
次に、
「同性が好きな人、手を挙げて。」
と言うと生徒は失笑する。
「日本に、同性愛者は左利きやAB型と同じ割合でいる。」という話をすると、
笑うのをやめ真剣に聞く。
— 合法先生 (@barbeejill3) 2018年11月21日
生徒に限らず、今回のツイートを見て驚いた方は、たくさんいるにちがいありません。
また、こうした授業方針について、リプライ欄でも様々な議論が繰り広げられていました。
良い授業だと思うけど、それだけに持って行き方間違えないように細心の注意を払ってください。このツイート見て安易に真似する先生が出ないように。かなりうまくやらないとクラス内で同性愛者探しが始まり、見つかっても見つからなくても悲惨な目に遭う生徒が出ます。
— 風のSILK (@PSO_SILK) 2018年11月22日
「同性愛の人、手を挙げて」
というのは、アウティングだと思います。
先生と生徒の関係だと、それは任意じゃなく指示になるので。
プライバシーの侵害だし、クローゼットに逃げ込まざるを得ない状況を作っている。手を挙げさずに、同じ割合で存在する、と伝えるだけで良いのでは。
— 鬼藤 凛 (@kitourin) 2018年11月21日
クソリプがやっぱり沸いてますね。
そもそもいじめや差別が起こらないようにするために理解を深めるための授業なのに。
いじめが仮に起こればそれは潜在的差別やいじめを起こす未発達な子どもの精神であって、それを正すのも教員の仕事です。
配慮で抽象的な議論だけでは子どもは理解できない。— JOAch (@JOA_channel) 2018年11月21日
「どんどんやっていくべき」と「この教え方はいけない」。
両方の意見が同様に噴出していることは、LGBTをめぐる教育への関心の深さと、実践することの難しさを示しています。
ネットの反応
●プライベートな事を告白させる授業が正しいとは思えません
●私もBだけど普通に皆に公表してる。普通に受け止めてくれたからいい世の中になったなって思う
●小学生の頃から、普通のことなんだよと教えるのは大切なことだと思います
一人ひとりが違って当たり前。
そんな考え方が、ごく普通に認められる世の中の一日も早い到来を願うばかりです。