「家族同士の見送り」について、思うところがあると投稿したののの (@yuyuyutititi)さん。
毎朝私が息子を保育園に連れて行くのを、夫は手を振って見送る。シートベルトをしてエンジンをかけて車が動き出しても、バックミラーには手を振る夫が見える。車が見えなくてなるまで夫は毎朝手を振り続けている。私はそれについて夫に何も聞いたり言ったことはないけど、本当は毎朝胸が苦しい。
— ののの (@yuyuyutititi) 2018年5月21日
旦那さんの行動は、彼が幼少期に体験した「ある悲劇」を理由としていました。
夫は5歳で、年の離れたお兄ちゃんが遊ぶテレビゲームの画面を見ていた。母親は「お兄ちゃんお願いね」と夕飯の買い物に出かけ、そして交差点でスポーツカーに追突され、帰ってこなかった。
夫は振り返らなかったことを「お母さん気をつけて行ってきてね」と言わなかったことを、ずっと悔やんでいる。— ののの (@yuyuyutititi) 2018年5月21日
夫は母親を亡くした話を私にしないからはっきりそうとは言わないけど、毎朝私と息子に手を振り続ける姿を見る度に、どんな風に彼が苦しんできたか、どんなに寂しかったかが、胸に刺さるほど伝わる。
— ののの (@yuyuyutititi) 2018年5月21日
私が子育てに悩み「私はいい母親じゃない」と泣いた時も「いい母親じゃなくてもいい。生きてくれてればそれでいい。」と言った。
— ののの (@yuyuyutititi) 2018年5月21日
「生きてくれてればそれでいい」
本当に、重みのある言葉です。
ネットの反応
●胸がギュッとなる
●涙腺崩壊
●私も毎朝車が見えなくなるまで手を振って見送ってるなぁ。これで最後なのかも、と毎回思うわけじゃないけど見送らなくて後悔したくないから
最悪の偶然がもたらす永遠の別れ。
それがまもなく訪れることを予期できる人など、この世に1人もいません。
だからこそ、我々には注意を続ける責任があります。
たくさんのいいねをいただきありがとうございます。夫の辛くデリケートな思い出をこういう場で話して良かったのか、ツイートを消そうかと思いました。
でもこれを読んでくれた方々が交通安全を心がけてくれてそれで悲しい思いをする人がいなくなるなら、とも思いました。
皆さま、今日もご安全に。— ののの (@yuyuyutititi) 2018年5月22日
運転手、歩行者、それぞれの家族。全ての方の心に届けたいエピソードでした。