アメリカ・フロリダ州オーランドの「Hybrid Atheletes」というジムの創設者であり、パーソナルトレーナーのグレッグ・スミスさん。仕事に向かう道中で、1人のホームレスの女性を見かけました。
普段はスーツのスミスさん、ホームレスの人たちはお金をねだってくるばかりですが、この女性は少し違いました。
おはようございます。今日も良い日を過ごしてくださいね。あなたに神のご加護があらんことを!
ほぼ毎日、このように話しかけてくるのです。
何度もすれ違ううちに、女性が気になったスミスさんは思わず声をかけました。
そして、毎週火曜日にはこの女性とランチをするような友人関係に。
女性の名前はエイミー・ジョー。タバコ・アルコール・ドラッグにはまったく無縁だという彼女に、スミスさんは疑問を抱きました。
「この人はなぜ、ホームレスなんてやっているのだろう?」
彼女がホームレスである理由、それは「文字が読めない」ことでした。
文字が読めなければ、仕事を見つけることは難しいはず。
少しでもお金が手に入ったときには、ご飯を買うよりも図書館に行くわ。本を借りて文字の勉強をしたいから。
なんと彼女は、食事を犠牲にしてまで、有料図書館で勉強しているとのこと。
「食事を我慢してでも文字の勉強をしなければならない人がいる」という事実は、今まで、やりたいことは自由にやらせてもらってきたスミスさんに、大きな衝撃を与えました。
そしてそれを境に、毎週火曜日のランチの時にはスミスさんが図書館で本を借り、「文字のレッスン」をすることに。
そこで浮いたお金で、ご飯を買うように提案したのです。
さらに、この話をシェア。
そこには、こんなメッセージが添えられました。
この投稿はエイミー・ジョーへの同情を求めたり、恵まれない人のために自分がやっていることを自慢するためのものではないよ。この話が広まれば、別の誰かの行動に繋がるかもしれないと思ったからシェアしたかったんだ。
世の中にはエイミー・ジョーみたいな人がたくさんいる。それはあなたの家族や友人かもしれないけど、ただ挨拶したり微笑んであげるだけでも、救ってあげられるかもしれない。
もし僕の言葉が心にグッと来たら、話を広めてほしい。賛同できないならそれでも構わないけど、実際に行動してみるまでは分からないよね。
あなたにとっての”エイミー・ジョー”は誰だい!?
自分にできることはない…そう思って無関心でいるより、小さなことでも行動を起こすことで何かが変わるかもしれません。
今よりもっとたくさんの人たちがお互いを助け合う、そんな優しい世界を作るのは私たちの小さな一歩です。